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【論説】慰安婦問題、加害責任を問われた側が「広義」「狭義」と注文を付ける立場にはない 東京新聞・筆洗
1 :春デブリφ ★ :2007/04/05(木) 09:53:08 ID:???0
社会学者の森千香子さんによれば、フランスで全国紙リベラシオンに載った「早すぎた桜の
開花予想に“ムッシュー気象庁”がお詫(わ)び」という小さな記事が話題になったそうだ
(『論座』)
▼フランス人が関心を寄せたのは「些細(ささい)なこと」で気象庁長官が記者会見を開き、
テレビカメラの前で頭を下げることが奇妙で、エキゾチックだったからという。
▼森さんはこの会見を「ごく当然のこと」と受け止める日本では、一方で重大なことには頑強
に頭を下げなかったりするから不思議だとも。確かに光熱水費の松岡農相はしぶとい。
▼関西テレビの「あるある大事典」捏造(ねつぞう)問題で、千草宗一郎社長が三日、引責辞任
を発表するとともにフジテレビ系列で同夜「私たちは何を間違えたのか」という一時間の検証特番
を放送。宮崎に続いて入庁式で失言した愛知、埼玉県知事が、相次ぎ謝罪会見した。
▼森さんは、こうした謝罪の氾濫(はんらん)と、そのお詫びの言葉と表情、声のトーン、頭の
下げ方まで規格化されたように同じことに不気味さを感じる。さらに、胴体着陸の全日空の謝罪
会見で「お客さま、関係者の皆さまに多大のご心配とご迷惑を掛けた」の「お客さま」はわかるが
「関係者」とはだれかと首をかしげる。
▼謝罪の主体と客体の曖昧(あいまい)さは日本特有だが、これが国際問題だとエキゾチックで
は済まない。従軍慰安婦問題で安倍首相が米議会の反発に苦慮しているが、加害責任を問われた
側が「広義」「狭義」と注文を付ける立場にはない。小泉前首相の「罪を憎んで人を憎まず」が
悪しき先例だ。
■ソース(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2007040502006149.html
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