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【中国・ロシア】
●「モスクワへの長い行進」
(28日付ハンデルスブラット(ドイツ))
―胡国家主席の6度目のモスクワ訪問によって、とりわけ経済分野で活性化されたかのようにみえる中露関係ですが、実際にはそれほど「バラ色」のものではないのだといいます。具体的には、ロシアの関心が欧州(EU)に向いている以上、石油・天然ガス共に、ロシアとしては欧州との間で話してきたプロジェクトの方が先決なのであって、中国の向こう側には日本、韓国というマーケットが控えているにせよ、「二の次」とされているのだと報じています。
―中露関係の「今」をめぐっては、今回の首脳会談の直後、ドイツの主要紙が比較的詳細な分析を掲載しており、本日取り上げる記事もその一つです。論調としては、言われているほど中国はロシアに食い込めているわけでもないという内容になっている点が注目されます。
―こうした論調の背景には、最近、天然ガスパイプラインをウクライナに対して止めるといった「暴挙」に出たことによって、欧州を大いに悩ませたロシアに対し、プーチン体制が崩れない限り、ロシア国内で恣意的な資源配分が行われる(したがって、本来であればビジネス上の約束として守るべき中国との各種プロジェクトを実施することなく、戦略上の最優先事項である欧州との間のプロジェクトをめぐる議論が収束するまで、国家経済全体として物資を回さず、動かなくなる)を喧伝することで、けん制する意図が感じられます。しかし同時に、「ロシアは口でいっているほど中国について考えいない」とアピールすることで、中国を自らに引き寄せたいという意図もある可能性があるわけです。
―さらにいえば、中露が接近すればもっとも困るのは、欧州と並んで米国ですので、こうした現状分析の背後に、米国の長期的な戦略が潜んでいる可能性もあります。いずれにせよ、逆にいえばこれまで事実上動きがとまっていた中露協力プロジェクト(とりわけエネルギー関連)が動き始めるとするならば、それは巨大な「潮目」となり、マーケットに対して重大な影響があることは間違いありません。中露双方に対し米国は妨害に入ろうとするでしょうし、他方で米国は国力の低下を見せ付けられたことになり、米国の金融商品の「魅力」が薄れ、「売り」と判断されていくことでしょう。今後とも細かく中露が一体話し合ったのかを見ていく必要がありますが、大まかな流れとしてどちらに向くのか、見極めるべき時期がきているといえます。
2007年3月30日号より
[新世紀人コメント]
チャイナはアメリカを相手にする時、一方でロシアとも手を組んでいるのであるから選択の幅は広い。
北朝鮮は朝鮮戦争で苦労してきている小国でありながら、6ヶ国協議の国々の中で最大の外交勝利国となる事が出来た訳である。
北朝鮮はメデタイ・目出鯛・金目鯛の有様だ。
それに引き換え、日本国民の精神は栄養失調の有様だ。
日本国民はコイズミに騙されて、横田滋の爺様を気の毒な立場に追いやったのだ。老人を追い込むの日本国民と言われても仕方なかろう。
日本は外交敗戦国家である。今回もそうであるし、第二次大戦は実は外交敗戦であったのが実態である。外交敗戦であったから敗戦を招く戦争をした訳である。開戦した時は既に敗戦していたのだ。何が緒戦の勝利か、馬鹿馬鹿しい。日本人の戦争を見る目には知性が無い。政治と戦争は知性で行うものである。日本の政治家は北朝鮮に留学したら少しは政治力を磨く事が出来るだろう(勿論冗談だ)。
敗戦国家としての日本は果たして今回の北朝鮮のように振舞う事は不可能なのであろうか?
そんな事は無いだろう。フィンランドはソ連を相手に戦争で善戦し、独立を勝ち取ってきた。
ポーランドだってソ連軍は進駐していたが、今では完全に独立国である。
私は戦後の日本の政治家とマスコミそして国民の多く(としておこう)の対米、対ソ、対中においての政治姿勢を見る時に、そこに戦前の盲目的天皇制と同じ精神スタイルを見るのである。
米国、ソ連、中共は"殿"であり"首領様"である訳だ。
そして未だに日本は米国にもチャイナにも対等に振舞えないのである。勿論、北朝鮮にも韓国にも振舞えない。
イラク国民は現在厳しい事態に置かれているが、しかし彼等は将来において決してイランやサウジの属国になることはないだろう。かれらは抵抗し独立を勝ち取る筈である。
日本人は明治維新において近代国民国家の国民となれた訳ではなく、封建体制の精神状態を其の儘にして強権政治体制に押し込められた事を知らなければ、政治的には精神的幼児状態に在る事を自覚できないであろう。幕末の勤皇の志士たちの多くはロクデナシの政治活動家達であったと私は見ている。内ゲバもやりスターリン主義的弾圧もやり、テロ活動もやった訳だ。明治維新体制には知性の存在が見られない。従って天皇利用は深化し、国民は政治主体として育てられる事は無かったのだ。
明治維新とその帰結としての戦後日本を脱却し新たな地平への扉を押し開かなければならない。
未来は明るいだろう。今よりは明るい事は確かであるからだ。
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