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2007年03月08日
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000000703080002
=昨年10月、水道止めたれた直後=
輪島市河井町の市営住宅で昨年10月、一人暮らしをしていた無職の男性(当時55)が水道料金を滞納して市から水道を止められた直後、衰弱死していたことがわかった。男性は生活保護を申請したこともあったといい、6日の県議会で尾西洋子議員(共産)が「市の対応に問題があったのではないか」とただした。
輪島市などによると、男性は04年5月、「仕事がなく、生活保護の申請をしたい」と電話で市に相談した。職員2人が訪問して事情を聴いたうえ、仕事をもう一度探すよう勧め、男性も納得した。その後、男性からの相談は一度もなかった。
男性は06年春から月1万3千円の家賃や水道料金を滞納するようになり、市水道課は督促や停止の予告をしたうえ、同10月4日に水道を停止した。その後、「様子が変だ」と連絡を受けたため、同24日に輪島署員の立ち会いで住宅内を調べたところ、男性が亡くなっており、死後約10日だったという。
6日の県議会でこの問題を取り上げた尾西議員に対し、県の木村博承・健康福祉部長は「市に確認したところ、福祉部局と水道部局との連携が必ずしも十分でなかった面もみられた。各市の福祉事務所に改めて指導していきたい」と答弁した。
これに対し、市水道課は「男性は生活保護を受けておらず、福祉事務所に連絡する対象という認識はなかった。今後は関係各課との連携をこれまで以上に強めたい」としている。
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