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松岡農水相の光熱費問題、論戦沸騰
2007年03月10日06時49分
松岡農林水産相の光熱水費問題が、事務所費の問題に代わって「政治とカネ」をめぐる論戦の焦点になってきた。1年間で507万円を計上した合理的な説明が難しく、松岡氏も国会答弁で窮する場面が目立つ。対する民主党は事務所費問題では「詳細な公表」を求めるだけだったが、光熱水費問題では「虚偽報告の可能性が極めて濃い」と攻勢を強めており、与党内にはじわり危機感も広がり始めている。
●松岡氏、苦しい答弁続く
松岡農水相の9日の記者会見は、こんなやりとりが続いた。
記者「大臣が1本5000円の水を飲んでいるという話もある」
松岡氏「まあ内容にかかわることですから、そこまで報告するのはちょっと差し控えたい」
事務所費問題で強気を通した松岡氏だが、光熱水費問題では歯切れが悪くなる。
松岡氏の資金管理団体は、電気代や水道代のかからない議員会館を事務所としながら、05年に光熱水費として507万円を使ったと届け出た。
政治資金規正法施行規則では、幅広い経費を含む「事務所費」と違って、「光熱水費」は「電気、ガス、水道の使用料」などに限られる。与党にも「どんな高級な水を飲んだら500万円もかかるのか」(参院自民党幹部)という疑念が広がるのも無理もない。
さらに、松岡氏は資金管理団体の事務所を「議員会館だけ」と説明してきたため、今さら「ほかの事務所の電気代や水道代を計上した」と言い逃れもできない。この問題を民主党から初めて指摘された5日の参院予算委では「水道は『何とか還元水』とかをつけている。暖房なりなんなり、別途そういうものも含まれる」と苦しい答弁に終始した。
その後、松岡氏はだんまりを決め込み、9日の参院予算委では「適切に報告した」の一点張り。この答弁をみて、自民党執行部の一人は「もう逃げられない」と語り、公明党幹部も「守りきれるか分からない」と突き放した。口を閉ざし辞職で幕引きをはかった佐田玄一郎前行革担当相や角田義一前参院副議長のケースと似てきた――そんな受けとめも出始めた。
●民主は事務所急襲作戦
民主党は、松岡氏と伊吹文科相の事務所費問題で、自民党を攻めあぐねた。衆院予算委員会で使途の公表を迫っても、松岡氏には「各党が合意すれば」と拒まれ、伊吹氏には「(公表すれば)ルールが崩れるので我慢する」と開き直られた。
事務所費で10億円超の不動産を取得した小沢代表の問題で反撃され、もたつく間に予算審議も打ち切られた。それだけに参院審議で浮上した松岡氏の光熱水費問題に対する意気込みは強い。
水道や電気代の問題は「議員会館を訪ねれば一目瞭然(りょうぜん)」(参院議員)の攻めやすいテーマ。「還元水の装置や電気ストーブが100個も置いてあるのか」(小川敏夫参院幹事長)というわけだ。
実際、民主党参院議員の芝博一氏や蓮舫氏らは9日朝、予告なしに議員会館の松岡事務所を訪問し「浄水器、ついてないじゃないか」。その後、記者団に「浄水装置もなかったし、多くの冷暖房装置も見あたらなかった。光熱費が虚偽報告である可能性が高くなった」。この「急襲」について、参院予算委メンバーは「数では与党に勝てない。世論を盛り上げて辞任に追い込みたい」と鼻息が荒い。
鳩山由紀夫幹事長は9日の記者会見で「はぐらかす答弁を続けるのなら証人喚問を求める」と語気を強めた。
一方、松岡氏をかばう安倍首相は9日夜、「松岡大臣は法令にのっとって処理をしていると、答弁しているし、そのように報告を受けている」と記者団に語った。議員会館に浄水器が見あたらなかったことについては「ま、どうですかね。私が見たわけでは」とかわした。
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