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□石原陣営、戦々恐々で空中分解か? 石原、立候補辞退の可能性も…。 [文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ 『毒蛇山荘日記』]
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20070309
2007-03-09
■石原陣営、戦々恐々で空中分解か? 石原、立候補辞退の可能性も…。
石原三選はほぼ確定として、対立候補の擁立さえ危ぶまれていた都知事選挙だが、意外にも、浅野史郎立候補宣言という急展開で、「石原三選」に暗雲が漂い始めたようだ。大物候補の突然の登場にあわてたのかどうか知らないが、石原派マスコミは、いっせいに浅野バッシングを開始し、何処から得たのかわからないが、かなり怪しい個人情報を流し始めている。浅野本人や家族の話、あるいは宮城県知事時代の県政にかかわるスキャンダル等ならまだ分からなくもないが、甥や姪の交通事故の話まで持ち出すとは尋常ではない。石原陣営に赤信号がともり始めたということだろう。これからもマスコミの浅野バッシングはますます過激化することだろう。しかし、すでに大きなうねりとなって動き始めた「浅野フィーバー」を今から押し返すことは容易ではないだろう。おそらく、石原は、崖っぷち選挙に恐れをなして、巧妙な理由をでっちあげて、敵前逃亡するのではないか。つまり直前になって病気入院とかなんとかうまい嘘をでっちあげて、立候補を辞退するのではないかと、僕は見ている。すでに日刊ゲンダイは、「石原陣営が空中分解?」と報じ始めている。ところで、一方では、テレビで活躍するインチキ弁護士の一人、選挙やマラソンなど、目立つ事が好きらしい丸山某弁護士が急遽、立候補の動きを始めたらしいが、これもなんだか怪しい動きで、おそらく浅野史郎へ流れるだろう無党派層の切り崩しを狙ったものだろう。むろん、これも石原陣営、自民党サイドからの仕掛けだろう。いずれにしろ、僕は今回の選挙結果にはさほど関心がない。というか、僕は、石原が、想定外の危ない都知事選の渦に巻き込まれて右往左往、七転八倒する姿が見たいだけである。石原は、たとえからくも「三選」に成功したとしても、政治的にも文学的にもかなり傷つくだろう。石原ブランドは壊滅的な打撃を受けるはずだ。むろん政治的影響力などゼロになるだろう。都知事なんてくだらい地位と名声と利権に女々しく固執した哀れな老人が残るだけだろう。身から出た錆とはいえ、気の毒なことである。僕も、かつては石原慎太郎のフアンだった。僕は音痴でカラオケなんてほとんどやらないが、そういう場所に紛れ込んだとしてもいつも聞いているだけだが、ただたまに仕方なく歌うとしてもその時、歌う歌は石原裕次郎の歌である。裕次郎の歌だけは不思議なことに僕のような超音痴でもなんとか歌えるのである。石原慎太郎が学生時代に「一橋文藝」に書いた「灰色の教室」は、たしか、慶応大学の日吉キャンパスの銀杏並木の描写から始まっていたはずである。小説のモデルが、石原本人ではなく、弟の裕次郎だったからだ。しかし、裕次郎はたしかに慶応大学付属高校に通っていたらしいが、しかし厳密に言うと、裕次郎が通学していたのは日吉の付属高校ではなく志木の付属高校の方だった。慶応志木高は、今では超難関高校だが、当時は農業高校と言っていたのではないだろうか。石原慎太郎の文学や政治にはいつもこの「ごまかし」がある。石原文学は、偽装と隠蔽の文学である。たとえば最近の調査研究によると、石原家は理想の名門一族のように思われているが、石原が湘南高校の頃、丸の内の会社で(山下汽船)仕事中に、脳溢血のために突然死し、石原文学に深い影響を与えたと思われる石原の父は、実は再婚で、石原には「腹違いの実の兄」がいるらしい。石原文学の「憤怒」と「暗さ」と「過激性」は、おそらくそういう問題とも無縁ではないだろうが、しかし石原はそういう問題を主題として描くことはほとんどない。石原文学が、三島由紀夫や大江健三郎の文学と質的に異なる所以がそこらあたりにあることは間違いない。自己分析、自己批評が足りなのだ。いずれにしろ、良くも悪くも石原慎太郎の時代は終わった。かつて、石原は、子供を抱いてインタビューを受けたプロ・ボクサーについて、プロの勝負師ならばそういう家庭的なアット・ホームな姿を公共のメディアに晒すべきではない、と激しく批判・罵倒したことがある。その頃は、石原の言葉に感動したものだったが……。今、石原は、親馬鹿、子馬鹿、マイホームパパを嬉々として演じて恥じない厚顔無恥なボケ老人に成り下がろうとしている。「長生きはしたくないものです…」と誰かが言ったのを思い出す。が、言ったのは誰だっけ? それを思い出せない。ということは、僕もかなりボケてきたようだな…(笑)。
■浅野史郎プロフィール http://www.asanoshiro.org/profile/index.htm
■浅野史郎の立候補宣言 http://www.asanoshiro.org/page2.htm#p2
石原陣営“空中分解”
早々と出馬表明し、準備万端、浅野史郎氏を迎え撃つはずの石原都知事陣営がここにきて慌て始めているという。周囲から漏れてくるのは「大丈夫か?」の声ばかり。選対本部も「てんで動いていない」し、ポスターやマニフェストもまだ。このままでは陣営は空中分解の危機も……圧勝した過去2回の選挙では考えられなかったような事態になっている。
gendai.net 日刊ゲンダイ
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