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http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=85220&servcode=100§code=110
考えれば考えるほど道理に外れていると感じる。「従軍慰安婦を強制動員した」と潔く認めればよいものを、なぜ「広義の強制性」と「狭義の強制性」にわざわざ分けて一方を否認するか。慰安婦強制動員の事実を認めた1993年の河野談話を受け継ぐのだというのなら受け継げばいいのであって「基本的に受け継ぐ」などと一言多いのはどうしてか。一国のリーダーとしてこんな語法が恥ずかしくもないのか。根本的に従軍慰安婦に対する安倍晋三日本首相の認識自体に大きな問題があると我々は判断する。
安倍首相はおととい、参院での質疑応答で従軍慰安婦動員に対し「官憲が家に入り込んで拉致するかのように連れて行った強制性はなかった。狭義の強制性を裏付けるに値する証言はなかった」と言った。続いて「業者が事実上強制力を行使した事例はあるだろう。広義で解釈すれば強制性があった」とあいまいに発言した。河野談話を「基本的に」受け継ぐとやむを得ず明らかにしながらも「米国下院に提出された従軍慰安婦関連決議案が採択されても謝罪することはない」と片意地を張った。
このようだから日本がいくら謝罪したと主張しても全く謝罪を受けた感じがせず、逆に腹の虫がおさまらない感じばかりするのだ。それに首相の発言直後、自民党の中川昭一政調会長が河野談話を修正すると公開的に発言したため、日本の態度がますます信じられなくなる。我々としては河野談話でも不足だというのに。
従軍慰安婦動員に対しては誘拐、拉致、人身売買、脅迫、就業詐欺などあらゆる手法が恣行されたという研究結果がすでに出ているのだ。被害者の証言や直・間接証拠資料も多い。何より被害者の女性たちが1人1人世を去っているというときに「広義」だの「協議」だの言葉遊びをする安倍首相の態度から今後の韓日関係が順調ではないと懸念せざるを得ない。安倍首相の発言にアジアはもちろん、西欧メディアまで批判をもらす理由が何なのか、首相自身がよく省察せよ。歴史を恣意で裁断してはいけない。
2007.03.07 08:16:04
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