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□「言行不一致」「自分勝手」…宮城人が語る“浅野劇場”の実態 [読売ウイークリー]
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20070306-01-0202.html
2007年3月6日
「言行不一致」「自分勝手」…宮城人が語る“浅野劇場”の実態
22日告示の東京都知事選で、前宮城県知事の浅野史郎・慶応大学教授(59)が出馬に意欲を示した。3期12年の県知事時代は改革派知事として名を馳せたが、地元では期待と不快感が交錯している。
「浅野氏は宮城にとっての逸材。東京から期待されるのは県民としても誇りに思う。宮城で培った経験を生かし、発言力の強い首都から地方の自立を進めてほしい」
こう語気を強めるのは、「浅野さんを都知事に擁立する会」の立ち上げに携わった菊地文博県議だ。出馬に意欲を示す浅野氏に対し、地元から後押しする動きも活発化してきた。
仙台市民オンブズマン代表の坂野智憲弁護士も、「東京都は情報公開が遅れている。改革派知事として、情報公開推進を手始めに警察の捜査報償費(の適正支出)や談合防止に取り組んでほしい」と期待を寄せる。
村井嘉浩・宮城県知事は、「浅野氏個人の問題」と前置きした上で、「浅野氏は福祉をライフワークとし、県社会福祉協議会の会長も務めているので、今後もご指導いただきたい。都知事選に出て宮城から軸足を離すのは残念だし、寂しい。出馬はあり得ないと信じたい」と話すが、「宮城の福祉をどう考えているのか疑問」ともチクリ。
だが一方、それらと異なった評判も聞こえてくる。経済界も、「地元の中小企業振興より勝手連的な市民と交流するほうを選んだ人。遠くから様子を見守るだけ」(有力企業経営者)と、冷ややか。実は、全国的な評判とは裏腹に、県内での浅野氏の評価は必ずしも芳しくないのだ。浅野県政をウオッチしてきた記者が指摘する。
「知的障害者の脱施設・地域生活移行を掲げ、県の施設解体を打ち出したが、実際には無理だった。100年がかりで行うとも強調していたが、これでは何もやらないに等しい。議会制民主主義を支えるインフラとして情報公開も根付かせたが、報償費をめぐる県警とのバトルに使っていた印象が強い。県民は『浅野劇場』の観客に過ぎず、舞台に上がって情報公開制度を積極活用したわけではない」
浅野氏が4選不出馬を決めた2年前の知事選をめぐっても、同氏は厳しい批判を浴びた。
ある地元記者は、こう明かす。
「後継者は指名しないという前言を翻して後継候補を立てた。『自民党の支持を受けるなら自分が立候補する』と候補を半ば脅しながら浅野流の無党派選挙戦術を押し付けたあげく、落選させたのです。浅野支持派でさえも『言行不一致』『自分勝手』と愛想を尽かした」
財政面でも莫大な県債残高を「負の遺産」として残し、改革半ばで放り出した印象も否めない。
そんな浅野氏を「宮城の福祉をメチャクチャにした張本人。宮城の恥」と切り捨てるのは、共産党県委員会の横田有史副委員長だ。多くの県議からも、「権力欲にとらわれたとしか思えない」という厳しい声が上がっているようだ。
それにしても、どうして都知事選なのか。無関心だった浅野氏が急に乗り気になったのは、なぜか。県政界関係者は、浅野氏の心中をこう推し量る。
「報償費問題で県警と大ゲンカしたように、浅野氏は敵が強大だと燃える勝負師タイプ。都の政策について何も語っていないし、都知事になりたいというより、大舞台・東京で自分の選挙スタイルを試し、石原都知事という巨大な相手に挑戦してみたいというのが本音ではないか。学者はもともと肌に合わず、仮に落選しても失うものは何もない」
浅野氏は先月28日、「(思考の)フリーズ(凍結)が解け、今度はプリーズだ」と独特のフレーズに意欲を込めた。選挙戦を見据え、お得意のパフォーマンスを駆使し始めたようだ。東京でも無党派旋風を巻き起こす算段を練っているのだろうが、本人が当初繰り返した通り、このままでは「必然性がない」出馬としか受け取れない。
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