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http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20070305/mng_____sei_____002.shtml
郵政民営化法案に反対し、一昨年の衆院選(郵政選挙)で落選、自民党離党を余儀なくされた衛藤晟一氏の復党が、九日の党紀委員会で認められる予定だ。
「新しい自民党」を掲げる中川秀直幹事長らは昨年末、現職衆院議員の復党劇ではそれなりに「筋」を通した。しかし、衛藤氏の場合は「古い自民党」の復活を印象づけるものでしかない。
何が問題なのか−。
苦戦が予想される七月の参院選で造反組の協力がほしい、とはいえ、「古い自民党」として切り捨てた彼らの復党を認めれば、改革路線を支持してきた有権者が離反しかねない。そこで中川氏は前回、復党の条件として(1)首相指名選挙で安倍晋三氏に投票(2)郵政民営化支持を明記した誓約書の提出−などを挙げた。結果、落選組は当面の復党対象から外され、現職組でも、民営化反対を貫く平沼赳夫元経済産業相らが復党できなかった。
それが突如、安倍首相の「鶴の一声」で、衛藤氏の特別扱いが決まった。落選組は、投票行動で首相支持を表明できない分、復党に際しては現職組より高いハードルが課せられるはずだったが、衛藤氏は誓約書を提出しただけだ。衛藤氏が首相の「お友だち」という以外に特例の理由は見当たらない。閣僚らに「首相への忠誠心」を求めた手前、中川氏も筋を曲げて首相の意向に従うしかなかった。
衛藤氏は復党後、参院選に比例代表から立候補する。首相は自ら、造反組の復党問題を参院選の争点の一つに据えてしまった。復党に対する国民の反発を考えると、筋より友情を重んじた代償は高くつきそうな気がしてならない。 (佐藤圭)
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