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イラク反戦4周年3.18全世界一斉デモ
雑 / 2007-03-02 21:50:26
昨日通勤帰りの駅前で若者たちが演説をしながらビラを配っていた。イラクの文字が目に入り、めずらしいことと手にとるとこれ。↓
「イラク反戦4周年 3/18 全世界一斉デモ@日比谷屋音」
http://noabe318.web.fc2.com/pdf/318flyer_04.pdf
又はhttp://noabe318.web.fc2.com
それにしても我が愚息は海外旅行などと遊び狂っているのというのに何たる差。ちょっと迫力不足だが生真面目な演説にガンバレよと心で応援しながら通り過ぎた。バス待ちの間にビラにザッと目を通すとなんと、35年程も前に青春時代を過ごした懐かしい大学寮の名前が出ていて、まだあったのかとちょっと胸が熱くなった。
今、佐藤優さんが文學界で連載中の「私のマルクス」で学生運動が描かれているが、あれに登場する社青同解放派・反帝学評の拠点だった。
月日は移り変わり、自分は「保守」を自認しているのだが、右傾化した今の世はメチャクチャで、左に左に考えていかないと全くバランスがとれないとつくづく思う。小泉の登場以来眠っていたものが目を覚ましたような感覚がある。
先日米チェイニー副大統領が来日したが、デモ一つ起こらなかった。(あったのかもしれないが報道はされていなかった)。オーストラリアでさえ、激しいデモが起きていたが、これも日本の報道はささやかだった。
イラク戦争に対する基本的状況認識は以下のとおりだろう。
2006.11.15
●森田実の言わねばならぬ[493]
安倍内閣徹底批判【28】
ブッシュ共和党の日本支部的存在になったわが国の安倍自公連立政権は、米国民自身によって否定された。ブッシュ政治とともに自公連立政権は衰退し、終焉する
船橋洋一の世界ブリーフィング
● No.820 [ 週刊朝日2007年1月26日号 ]
「もう一度、戦果を挙げてからでないと」
イラク増派で思い出した昭和天皇の言葉
2007.2.4(その2)
●森田実の言わねばならぬ[50]
平和・自立・調和の日本をつくるために【38】
久間章生防衛相の一連の米国政府への批判的発言は正論である。久間防衛相を批判する方が間違っている
船橋洋一の世界ブリーフィング
● No.826 [ 週刊朝日2007年3月9日号 ]
孤立する米国。パクス・アメリカーナの終わりの始まり
これに対して以下、久間発言、チェイニー訪日に関する新聞報道を検証する。
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●2月23日付・読売社説
[日米会談]「同盟強化の不断の努力が大事だ」
前略
副大統領は、イラク情勢について、航空自衛隊による支援に謝意を表明した。それにもかかわらず、久間防衛相と会談しなかったのは、極めて不自然だ。
久間防衛相は、米国のイラク戦争開戦に「判断を間違った」とし、沖縄県の米海兵隊普天間飛行場移設問題では、「米国に『偉そうなことを言ってくれるな』と言っている」などと批判した。
副大統領が久間防衛相と会談しなかったのは、米側の不快感の表れだろう。
こんなことで日米同盟関係がぎくしゃくすることがあってはならない。久間防衛相は、国益を損なうことのないよう自らの発言に十分注意すべきだ。
会談では、激動する東アジアへの「日米同盟に立脚した対応」を確認した。同盟をさらに深化させねばなるまい。
(安易に国益などという言葉を使い日米同盟にのめり込む読売、ポダムの呪いか…)
日本テレビとCIA―発掘された「正力ファイル」
CIAに日本を売った読売新聞の正力松太郎 天木直人メディアを創る(2006.2.8)
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●2月23日付・毎日新聞社説
チェイニー来日 防衛相の不在が気になる
(中略)
政府は日程上の都合と説明しているが、副大統領は自衛隊幹部と会うなど首相、外相との会談以外にも日程を組んでいる。米国側が久間氏の発言に不快感を持ち、会談に応じなかったという見方が自然だろう。
普天間飛行場移設については、日米の合意事項に基づいて政府が地元の説得にあたるのが筋であり、久間氏の発言は米国への配慮を欠いたと言わざるを得ない。
同盟関係の強化をアピールするならば、双方の外交努力で会談の実現を目指すべきだった。
政府は在日米軍再編促進特別措置法案を国会に提出した。日本国内の基地再編ばかりでなく、8000人の沖縄海兵隊のグアム移転経費について、日本の約60億ドルの負担の仕組みも盛り込まれた。再編全体の負担額は定まっておらず今後、米側と詰める点も多い。
一方、イラク問題について安倍首相は副大統領に「日本も航空自衛隊の活動やODA(政府開発援助)を通じてイラクを支える」と述べた。イラク特措法は今年7月31日に期限切れとなる。イラク情勢が泥沼化する中で、これまでの延長論議とは違い、延長すべきかどうかの判断は今国会で大議論になるだろう。
ミサイル防衛(MD)など安全保障上の問題が山積し、北朝鮮問題も含めて日米連携が大切な時だ。久間防衛相になってから外務、防衛両担当相による日米安全保障協議委員会(2プラス2)も開催されていない。実現を急ぎ、ぎくしゃくした関係を解消すべきだ。
(毎日はイラク戦争自体への判断を避けて、米国への配慮を口にする)
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●2月23日付・東京新聞社説=もっとも正論だ
イラク支援 これが主張する外交?
安倍晋三首相はチェイニー米副大統領との会談で、イラク支援の継続を約束した。「主張する外交」というなら、二万人もの部隊増派を柱とした米国の新戦略の詳細をただすのが先だろう。
副大統領の訪日理由がいまだにはっきりしない。「双方の約束」だからと、詳しい会談の中身も明らかにされなかった。結局、北朝鮮問題などで首相に恩を売って、自衛隊のイラク派遣の継続に念を押すのが目的だったような印象が残る。
会談の中心は北朝鮮問題だったようだ。副大統領は「日本は六カ国協議で米国の重要なパートナー。日本の拉致被害者の悲劇の解決も共通の課題だ」と、拉致問題を重視する安倍政権の立場に理解を示した。
折しも国会では、北朝鮮へのエネルギー支援を明記した六カ国協議の合意を受けて、野党は「拉致問題にこだわりすぎると、日本は孤立するのではないか」などと批判を強めていた。副大統領の言葉は格好の「助け舟」となったに違いない。
二人は強固な日米同盟の重要さを確認した。久間章生防衛相が米国のイラク開戦の判断について「間違っていた」などと発言し、日米関係悪化を危ぶむ見方があっただけに、それを打ち消す意味もあっただろう。
副大統領は自衛隊の制服組トップと顔を合わせながら、久間氏とは会わなかった。そうして不快感を示す一方、会談では言及せず、日米蜜月だけを強調した。支持率続落に悩む首相にとって、側面支援になったはずだ。
副大統領の“配慮”への見返りがイラク支援継続の約束だったのか。政府は、七月末に期限が切れるイラク特措法を延長する方針を固めているが、最終決断は示していない。にもかかわらず、首相は「航空自衛隊の(空輸)活動や政府開発援助(ODA)を通じて支えていく」と、既定路線であるかのように表明した。
イラク情勢は泥沼化し、英国軍の一部撤退も伝えられる。米国でも賛否の割れるイラク新戦略の真意をただすことも、国民への説明もなく、支援継続と言ってもらっては困る。
首相は二十二日、記者団から特措法の延長について問われると、「日本が独自に判断して決めていく。現段階では何も決まっていない」と述べた。相手によって発言を使い分けているとみられても仕方ない。
首相は先の施政方針演説で「真にアジアと世界の平和に貢献する『主張する外交』を推し進める」と語っていた。これが「主張する外交」なのだろうか。
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●2月20日付・産経新聞主張
チェイニー氏来日 日米豪の戦略的な連携を
チェイニー米副大統領が、今日夕刻来日する。明日、安倍晋三首相、麻生太郎外相らと会談し、明後日朝、オーストラリアへ向かう。3年前のアジア訪問の際の訪問先は日本、中国、韓国だったが、今回は日本と豪州だけだ。そこに米政権の意図もうかがえそうである。
その意図とは、アジア太平洋地域において自由、民主の価値観を共有し、経済先進国の日本、米国、豪州が、長期的視野のもと、戦略的な関係を深めておきたい、というものだろう。日本としても歓迎すべきことだ。
会談では、日本側は、米国のイラク新政策の詳細を質(ただ)し、6カ国協議合意に基づく対北朝鮮政策の緊密な連携を確認してほしい。中国への対応など、より戦略的な課題についても、踏み込んだ議論をしてもらいたい。
ブッシュ米大統領の右腕であるチェイニー氏訪日が持つ意味は重い。米政権の基本方針を確認し、改めて日米連携を強化する機会とすべきだ。
日米豪3カ国は、9・11米中枢同時テロ、アフガン・イラク戦争を通じて安保上の連携を強めてきた。昨年3月には、シドニーで外相レベルによる初の「日米豪戦略対話」を実施し、共同宣言も出した。
その問題意識の中心に、急速な軍備拡張を続ける中国への対応があることは疑いない。昨年の共同宣言では、地域の民主主義の発展をうたい、韓国、インドとの協力にも言及した。
急発展する中国に対しては、経済的には連携、協力を深めつつも、安全保障の面では、常に冷静な分析の上に立った備えが必要だ。
日米間では外務、防衛の2閣僚同士で行う日米安全保障協議委員会(2プラス2)の枠組みがある。チェイニー副大統領の日豪訪問を機に、2プラス2を日米豪3カ国に拡大することを検討してもよいのではないか。
それに関連して、懸念もある。チェイニー氏と久間章生防衛相との会談が予定されていないことだ。安全保障が主要テーマだというのに防衛相との会談がないのはおかしい。
久間氏の一連の対米批判が原因であるのは間違いなく、改めて反省を求めたい。だが、防衛相との会談なしでは対外的に誤ったメッセージを与えかねない。両政府は再考が必要だ。
(イラク戦争の評価がない。中国を持ち出すところが産経らしい)
● 朝日、日経は社説の論評がない。(見落としかもしれないが)
http://blog.goo.ne.jp/taraoaks624/e/75d6d9722c3943446d70cc7c52091320
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