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□安倍政権に「救いの手」を差し出す竹中平蔵氏の思惑 [週刊文春]
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20070222-01-0702.html
2007年2月22日
安倍政権に「救いの手」を差し出す竹中平蔵氏の思惑
多分「とても見ちゃいられない」という心境なのだろう。参院議員を辞職し、自民党も離党して政界から引退したはずの竹中平蔵・前総務相(現・慶応大教授)が、安倍政権にあれこれ口出しを始め、その思惑が取り沙汰されている。
永田町の耳目を集めたのは二月七日夜、小泉純一郎・前首相と中川秀直・自民党幹事長、竹中氏の会合だ。表向きは竹中氏の「慶応大学グローバルセキュリティ研究所所長」就任祝いというふれこみだったが、所長になったのは昨年十一月のこと。明らかに取って付けた理由だ。
再登板説が消えない小泉氏、その最大のブレーンだった竹中氏、そして小泉政権では首相と与党のパイプ役だったのに、安倍晋三首相との意思疎通はスムーズに行っていない中川氏。三人の顔ぶれが、単に「小泉時代は良かった」と懐かしむ同窓会の訳もなく、政界は「すわ『ポスト安倍』の謀議か」と色めき立った。
小泉氏は「安倍首相はよくやっている。先を考えて、もっと小沢一郎・民主党代表を大事にした方がいい」と意味深長な発言をしたというから、政局談義が交わされたことは間違いない。
注目されるのは、その後の竹中氏の活発な動きだ。二月十三日夜には、永田町近くのホテルで、安倍首相と塩崎恭久官房長官と会食。「日本のミスター・インターネット」と呼ばれる村井純・慶大教授も同席したが、「竹中氏は小泉前首相の政権指南のメッセンジャー役だったのだろう」という見方が広がった。
折りしも翌十四日付の産経新聞には「諮問会議よ、もっと戦え!」と題する竹中氏の論文が載った。大田弘子・経済財政担当相の名指しこそ避けながらも、内容は「首相指示は出ているのに担当大臣が下手クソ。自分が大臣の時は出来ていた」と言わんばかり。
竹中氏は安倍首相が官房長官の時に猛接近。安倍長官も「官僚よりずっと説明が分かり易い」とぞっこんだった。安倍首相就任時の所信表明演説は「政策の七割が竹中氏が提出したペーパーから採用された」(首相側近)とも言われる。影響力はあなどれない。
研究所の設立趣旨を、竹中氏は「政権の外から政策をチェックするポリシー・ウオッチャーを目指す」としているが、額面通り受け取る向きはほとんど皆無。「本当の狙いは、次期日銀総裁への猟官では」との観測も流れている。
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