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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070316-00000013-gen-ent
松岡「ナントカ還元水」農水相の苦しい弁明が続いている。そもそも、なぜ入閣できたのか。ナゾを解き明かすと、米国の“外圧”の結果ともっぱらなのだ。
「昨年7月の米産牛輸入再々開まで、米国が日本側の“根回し役”として頼ったのが、農水族の松岡氏だったといいます。再々開前には、自民党の牛肉輸入問題調査団の団長として訪米し、『現地の食肉処理場を見た限り、危険部位の除去と月齢確認は完璧』とお墨付きを与えた。テキサス育ちのブッシュ大統領にとって畜産業界は有力な資金源。スポンサー救済の見返りが、農水相ポストだったという話です」(外交関係者)「シーファー駐日大使にも入閣工作を働きかけた」(農水省事情通)との情報もあり、松岡大臣も就任1カ月後の閣議会見で「シュワブ(米国通商代表部代表)さんやジョハンズ(米国農務長官)さんからもお祝いを頂いた」と得意げに披露していた。米国ベッタリなのは間違いない。
松岡氏の強力な後ろ盾は、もうひとりいる。小泉前首相だ。
「バリバリの抵抗勢力だったはずなのに、いつの間にか“改革派”を名乗っていた。株式会社の農業経営参入など小泉農政改革の振付役として、毎週のように官邸に姿を見せたものです。特に飯島勲前秘書官に気に入られた。海外に出かけるたびに機密費をねだる議員が多い中、カネもあるのでしょうが、松岡氏はWTOの議員交渉に自腹を切って渡航した。それで飯島氏の信頼を得たようです」(官邸事情通)
入閣を果たすと、松岡氏は「飯島さんのおかげ」と礼の電話を入れている。
前門の米国、後門の小泉――。これでは、安倍首相もウカツには疑惑大臣のクビを切れない。
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