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Aoki Masahiko
Thursday, March 15, 2007 8:36 AM
イラク特措法延長に「反対」69% 本社世論調査
朝日2007年03月14日23時51分
朝日新聞社が実施した全国世論調査(10、11日。電話)によると、7月に
期限が切れるイラク復興支援特別措置法(イラク特措法)を延長し、イラクへの
自衛隊派遣を続けることに「反対」が69%を占めた。背景には米国のイラク政
策への批判がうかがえ、ブッシュ大統領が1月に「新戦略」として打ち出した米
軍増派を「イラクの治安安定につながらない」と見る人が70%に達するなど、
見方が厳しい。
日本は現在、イラクへ航空自衛隊を派遣して米軍などへの輸送支援をしており、
その根拠となっているのがイラク特措法だ。政府は米軍の増派決定を受けて同法
を延長し、7月以降も空自派遣を続ける方針を固めている。イラク特措法の延長
に「賛成」は全体で19%。男性で27%と女性の12%より高めだ。内閣支持
層や与党の自民、公明の各支持層でも3割で、「反対」が過半数を占めた。
ブッシュ政権のイラク政策への日本政府の対応については、安倍内閣は小泉内
閣以来の支持姿勢を変えていないが、「これまで通り協力を続けるべきだ」は1
8%にとどまり、「協力を見直すべきだ」が69%だった。
米国に関して、「テロとの戦い」を掲げてアフガニスタンからイラクへと広げ
た軍事行動が世界でのテロ抑止につながっているかと問うと、肯定24%、否定
57%。イラク戦争そのものを今の時点でどう見るかは、「正しかった」は12
%とわずかで、「誤りだった」が75%にのぼった。
戦闘が長期化する中で打ち出された米軍増派が「安定につながる」と見る人は
15%。イラク戦争は「正しかった」と答えた人でも、「安定につながる」40
%に対して「つながらない」が52%で、現状の米国の手法への疑問が強いよう
だ。
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