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(回答先: 安倍を首相にしたネオコンの手先に騙された偽情報の真相 投稿者 カオスモス 日時 2007 年 3 月 14 日 07:41:39)
http://plaza.rakuten.co.jp/31sakura/diary/200703130000/
2007/03/13
ハワード豪首相の来日は何を意味するのか? [ パワーポリティックス非公式情報 ]
オーストラリアのジョン・ハワード首相が3月11日に来日した。「安全保障協力に関する日豪共同宣言」に署名することが目的だという。2月のリチャード・チェーニー米副大統領の来日と結びつけ、「日米安全保障条約」との関連で理解する人もいる。日本で改憲の動きが本格化している事実とも連動、アメリカの世界戦略が背景にあると考えるのが自然だろう。
アメリカ、日本、オーストラリアといえば、「偽情報」に基づくイラクへの先制攻撃を今でも肯定している数少ない国である。この国々のつながりは古く、20世紀初頭にはアメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドと日本の「海洋諸国」が連合して「三日月」を形成しようという戦略がイギリスで考えられていた。「日英同盟」はこうした戦略に合致している。
来月の上旬、日本はアメリカやインドと日本近海の太平洋上で共同訓練を行うという。三日月連合にインドも参加することを意味しているように見えるが、その西にはイラン、そしてイラクが存在している。そして北へ進めばトルコ、そして西にはイギリスが建国の切っ掛けを作ったイスラエルがある。イタリアを制圧できれば、イギリスはすぐ目の前だ。
第2次世界大戦後、特に1960年代になってからイタリアでは「爆弾テロ」やクーデター計画が相次いだ。NATOの秘密部隊「グラディオ」がイタリアの情報機関を動かし、右翼団体を使って実行したと言われている。万一、イタリアの共産党の政権ができた場合に備え、シチリア島を独立させる準備も進めていた。アメリカがマフィアと手を組んだ理由のひとつはそこにある。シチリア島の北西に浮かぶサルデーニャ島にはグラディオの拠点が置かれた。
20世紀初頭にイギリスで考え出された戦略がまだ生きているならば、三日月連合は中国などアジア諸国、ロシア、そして西ヨーロッパをにらみ、団結しないように働きかけ続ける。アジアの団結を阻止するため、日本と朝鮮のコンビは「火種」として重要な存在。アジア諸国を日本の政治家が刺激するのも有効だ。そして、ロシアと西ヨーロッパとの団結を防ぐためには、ポーランドを中心とする東ヨーロッパ諸国は新しい「鉄の壁」として必要である。
キリスト教原理主義者の中にはイラクだけでなくシリア、トルコ、サウジアラビア、エジプト、スーダン、レバノン、ヨルダン、クウェートなどをイスラエルに含めるべきだと考えているグループが存在する。中東全域を制圧すれば、石油利権も手にすることになる。イスラエルを世界の支配者にしようということなのだろう。
ともかく、アメリカ軍に侵攻されたイラクでは戦争が収まる気配はなく、イランを核攻撃すれば「混乱の波」は中東を越えて世界に広がることは必至だ。アメリカの支配システムも揺らぐ可能性が大きい。そのため、アメリカの主流派エリートは戦争回避に努力しているが、まだ状況は流動的だ。そうした緊迫化したイラン情勢をテーマにした『アメリカ帝国はイランで墓穴を掘る』を3月24日、洋泉社から出版する。中東情勢だけでなく、アメリカや日本の今後に興味のある方はご一読を。
Last updated 2007/03/13 06:48:00 PM
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