★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK31 > 1192.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: <都知事選 意見の往復一つ@>反石原の統一戦線を(YamaguchiJiro.com) 投稿者 gataro 日時 2007 年 3 月 13 日 21:03:20)
http://www.yamaguchijiro.com/?eid=565#comments から抜粋引用。
2007/03/12 8:33 PM posted by: 一宮城県民より
始めまして。あなたの書かれたものに関して私見を述べさせていただきたい。
まず、「市民」という言葉の乱用は控えていただきたい。あなたの言う市民とは、実際には特定党派に属する極めて排他的な人々というのが私の認識であるが、同様の認識をしている方は決して少なくないと思う。
浅野氏を支持する人たちだけが良識ある市民ででもあるかのような表現はいかがなものか。他の候補者を支持するものは、良識のない反市民なのだろうか。
>選挙の最大目的が石原を引きずりおろすことにある以上、民主主義を愛し、人間の尊厳を貴ぶ市民は反石原の一点で結集、協力すべきである。その際にはより幅広く市民の支持を得られる候補にまとまることが必要となる。
これはあなたの勝手な主張であり、こうしたコンセンサスが一般的に存在しているわけではない。自分の主張を勝手に押し付けないでいただきたい。
>共産党が独自候補の擁立にこだわって、反自民、反石原の票を分散させるという行動を続けるならば、共産党が、その意図とは別に、自民党や石原の増長をもたらすという結果になる。
この論理には嘔吐感を催す。先に出馬表明していた側が分裂をもたらしたとして糾弾されるというのは論理的に破綻している。反石原票を分裂させるのは、後発の浅野氏の側ではないのか。
そもそも、「石原氏危うし」という情勢は共産党の追求によって生まれたものである。もし、それがなければどんな対立候補が出ようと石原氏は余裕で再選されたであろう。あなた方は何もしていなかった(少なくても何も出来なかった。完全に無力だった)。民主党に到っては、都議会では常に石原氏を支持してすらいたではないか。
勝てそうになってから突然出てきた側が、相手を追い詰める情勢を自力で作り出した側を分裂の原因呼ばわりするとは、恥を知るべきである。
反石原氏の統一候補を擁立したいのであれば、浅野氏出馬の前に調整が行わなければならない。その際には政策協定などを結び、それを公表するのがスジであろう。
政策などどうでもいいから、兎に角勝てそうな候補に一本化、ではただの野合との誹りを脱がれないであろう。
勿論、これだと浅野氏が市民の働きかけで出馬するという虚構が崩れてしまう。しかし、いいかげん党派隠しの欺瞞は止めるべきではないのか。
浅野氏が実際には、民主・社民という政党、連合という組織、朝日・毎日らのメディアに担がれた候補者であることはすでにバレバレである。
無党派であること自体にはなんら積極的な意義はない。党派に属していようが居まいが良い政治をすればよいだけのことである。(あなた自身も含めて)姑息な党派隠しは止めるべきである。
浅野氏については、私は宮城県民なので多少は存じている。彼に対する私の認識は「良くできた保守知事」である。彼は清廉であるし、スマートでテレビ写りも良い。メディアの扱い方をよく知っている。現代的な政治家と言って良い。
ただ、政策的には情報公開と警察裏金問題の追及を除けば、一般的な保守系知事と同じである。彼は国の施策に従順である。破綻確実な公共事業も平気で推進してきた。県の借金は彼の任期中に二倍に増えた。
彼は「国旗・国歌」問題で石原氏のような立場は取らないだろう。しかし、国から求められれば別に抵抗もしないだろう。
彼はどういう形で当選しても、結局は(共産党を除く)オール与党体制に移行するだろう。自民党も「改革派知事」に対するスキルを向上させており、無用な摩擦は起こさないだろう。
情報公開は宮城でそうだったように数年で厭きられるだろう。警察の裏金問題は、発生したとしてもメディアが沈黙するだろうから、結局は沈静化するだろう。
要するに石原氏から浅野氏への転換がもし起こるとすれば、それは反動から保守への転換だが、それに満足しない人も少なからずいるだろう。
あなたは民主主義の擁護者をもって任じていられるようだが、有権者に二者択一以外の多様な選択肢を与えることも、民主主義にとって意味のあることだと思うがいかがだろう。
ついでに言わせてもらえば、あなた自身、共産党と吉田氏が降りるとは思っていないだろうと思う。ただ、負けたときの責任を擦り付けたいのであろう。そして、次にはあなたは参院選で「共産党は一、二人区で出馬するべきでない」と言い出すだろう。更に次には、「衆院選の小選挙区では出るな」と言い出すだろう。
あなたは自分がどの党派に属しているのか(いるように見えるのか)自覚がないのか。
私は小選挙区導入騒動の頃からあなたの書いたものにはそれなりに眼を通している(私は『世界』の定期購読者だ)。あなたに関して言えば、政治家が理念や政策よりも自分の当落を優先するということさえ認識していなかったという率直な告白には驚嘆させられた。私も率直に言わせて頂くが、そのような人物は現実政事に関わるべきではないと思う。
(*コメントが終わりの方で分割されていたので投稿者がつないでいる)
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK31掲示板
フォローアップ: