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角田参院副議長・政治資金記載漏れ:拉致被害者救う会・群馬、民主党に抗議文
◇HP上に「疑惑に答えて」
朝鮮総連の傘下団体から寄付を受けたなどとして、副議長職を辞任した角田義一参院議員と所属する民主党に対して、北朝鮮による拉致被害者と家族の支援組織「救う会・群馬」が、ホームページ(HP)に抗議文を掲載していることが9日、分かった。角田氏の辞任後、国会では問題の真相究明がなされず、角田氏も同党に復党している。同会は「副議長を辞任すれば済むことではない。疑惑に明確に答えてほしい」と訴えている。
1月16日、01年夏の参院選を巡って、角田氏の総合選対が在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)系の「在日本朝鮮群馬県商工会」などから受けた「陣中見舞い」計約2517万円を裏金化したとの疑惑が浮上。角田氏は混乱の責任を取る形で副議長職を辞任した。また、政治資金規正法は外国人団体からの寄付を禁止しているが、角田氏は総連系団体からの寄付について「担当者が受けていないと言っている」と否定し続けている。
同会の抗議文は今月6日付でHPに掲載。「民主党を信頼していたが、これでは余りにむごい。過去のことを明確にしてはっきり謝罪すべきではないか」と記している。大野敏雄事務局長は「我々は政治的な問題にかかわらないというスタンスでしたが、この問題は看過できない。とにかく真相が知りたい」と訴えた。
同党県連の石関貴史衆院議員は「私も思いは同じ。一刻も早く、県連最高執行役員会議を開き、角田氏に説明を求めたい」と述べた。また、同会と共に支援活動に取り組んできた同党衆院群馬3区総支部の柿沼正明代表は「救う会の思いを裏切らぬように疑惑解明に努めたい」と語った。【杉本修作】
毎日新聞 2007年2月10日
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/gunma/news/20070210ddlk10010260000c.html
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