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(回答先: ブッシュとチェイニーの米国は日本にとって本当に「最重要の同盟国」なのか【天木直人・日本の動きを伝えたい】2/9 投稿者 天木ファン 日時 2007 年 2 月 09 日 10:53:39)
2007年02月09日
閑話休題 団塊の世代がやり残した事があるとすれば
2月8日の東京新聞「応答室だより」に、「団塊の世代」は「亡国の世代」かについての賛否両論が書いてあった。
「団塊の世代は、見栄っ張りで、わがままで、責任感がなく、自己反省をしないだけの人間である」というフリーライターの意見が読者の論議を呼び、読者から多くの投書が寄せられたというのだ。
このフリーライターは30代らしいが、65歳の女性からは、「全く同感。私も団塊の世代に違和感があったので、よくぞ言ってくれた、と思っています」という投書が寄せられたという。
その一方で57歳の男性からは、「高度成長期の温室の中で育った世代が勝手なことを言っている。バブル崩壊や教育の荒廃などはもっと上の世代の責任」との反論があり、その他にも50代後半の世代からは反発の声があるという。
私は昭和22年7月生まれの団塊の世代だが、この種の議論はほとんど意味がないと思っている。いかなる世代も様々な人間がいるのであって「団塊の世代」であれどの世代であれ、それを一くくりにすることは出来ない。それらの世代はその時代の落とし子なのだ。時代をうつす鏡に過ぎない。
私が団塊の世代に問いかけたいのは、このまま人生を終わっていいのかということである。我々はもはや人生の大半を生き抜いてきた。生まれてから今日まで常に数が多いゆえに競争の中に身を置かれ遮二無二生きてきた。気がついたら人生の夕陽を眺める自分にきづく歳になっていた。
まだ現役を退くのは早いといって働くのもいい。経済的に苦しいから働かざるを得ないという団塊の世代も、さびしい話だが肯定する。趣味に生きるのもいい。ソバを打つのもいいだろう。夫婦で旅行するのもよし。ボランテア活動もよし。しかし、と問いかけたい。我々団塊の世代は何かをこの日本に残してきたかと。最後までやるべきことを見つけられなかったのではないかと。
私は期待する。仕事や組織のしがらみを離れた今こそ、自由に発言し、今の政治に異を唱えてほしいと。おかしい政治には怒らなくてはいけないのだ。
我々団塊の世代は、我々の父親が平和の訪れとともに復員して生まれた世代だ。いわば平和の落とし子である。戦争に狂った米国に従属して日本を滅ぼす流れに抗ってみるべきではないか。それが団塊の世代のやり残したものかもしれない。これは自らに投げかける言葉でもある。日本のすべての世代に問いかけたい言葉でもある。
http://www.amakiblog.com/archives/2007/02/09/#000250
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