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□「選挙に弱い」汚名返上ならず 中川幹事長への党内の不満 [週刊文春]
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20070208-01-0702.html
2007年2月8日
「選挙に弱い」汚名返上ならず 中川幹事長への党内の不満
またしても「選挙に弱い」という評判を覆すことができなかった。中川秀直・自民党幹事長のことだ。
四月の統一地方選と七月の参院選を占う与野党対決となった北九州市長選と愛知県知事選。星取りは一勝一敗だが、与党勝利の愛知も一四二万票対一三五万票と鼻の差。私設秘書を動員したり、安倍昭恵夫人を現地入りさせたり、なりふり構わずテコ入れしてきた中川氏だが、結果は「これじゃ先が思いやられる」(参院自民党幹部)という内容だ。
一月の宮崎県知事選では保守系候補が二人立って与党票が割れ、東国原英夫(そのまんま東)氏が当選。中川氏の「親分」である森喜朗元首相は講演で「党本部はしっかり指導したのか。手抜かりだ」と批判した。幹事長の力量不足が敗因と決め付けたのだ。
もともと安倍首相は、麻生太郎外相を幹事長にするつもりだった。「自民党総裁選でマンガ愛読者の麻生氏を、アニメ好きのアキバ系やネット族が支持。安倍首相は、選挙の総指揮を執る幹事長には麻生氏がうってつけと考えた」(全国紙記者)という。
安倍首相から相談を受け、中川氏にすげ替えさせたのは森元首相。まさに中川幹事長就任の恩人だ。
ところが、中川氏は「小泉改革の後継と流れを固めて安倍首相を誕生させた最大功労者は自分だ」という自負が強い。平均すると毎月のようにパーティーを開いて集金力は今や自民党随一。「日本経済成長会長」を名乗って「上げ潮政策」の旗を振り、日銀の追加利上げも公然と反対して見送らせるなど、カネ集めや政策決定ではすっかり「新実力者」気取りだ。
日経新聞記者出身の中川氏は、日々の各紙記事についてホームページにほぼ連日、自ら反論や批判を書き込むのが日課だ。政策論争のつもりらしいが、自民党幹事長がやるにしては細かすぎて、党内からは「まるでオタク。そんな暇があったら、もっと選挙対策をやれ」と不評。
幹事長の実力は結局、選挙の強さ次第。子飼いに手をかまれた森氏が、敢えてクギを刺したのも無理はない。
安倍政権の迷走は司令塔の不在が原因。「戦犯は塩崎恭久官房長官」との見立てが通り相場だが、政界通は中川氏を「それ以上の期待はずれ」と名指しする。一部で内閣改造説がささやかれるが、選挙対策なら幹事長も替えないと意味はない。
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