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(回答先: Re:佐藤元外務省分析官、2審も有罪・東京高裁(日経) 投稿者 近藤勇 日時 2007 年 2 月 01 日 08:39:18)
佐藤元分析官二審も有罪
外務省背任事件『決裁経ても違法性』
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20070131/eve_____sya_____005.shtml
外務省関連の国際機関「支援委員会」の予算不正支出をめぐる背任罪と、支援委発注の国後(くなしり)島発電施設工事入札をめぐる偽計業務妨害罪に問われた外務省元主任分析官佐藤優被告(47)の控訴審判決が三十一日、東京高裁であった。高橋省吾裁判長は「支出は自己の利益を図っており正当化できない」などとして、懲役二年六月、執行猶予四年の一審東京地裁判決を支持、被告側の控訴を棄却した。佐藤被告は上告する方針。
判決理由で高橋裁判長は「情報収集に多少なりとも役立てば支出できるというような野放図な支出は許されない。決裁を経ていても、違法でないとはいえない」と背任罪の成立を認めた。
偽計業務妨害についても「受注を望む企業側との会食で、工事の積算価格を伝えた共謀が認められる」と述べた。
衆院議員鈴木宗男被告(59)=受託収賄罪などで一審実刑、控訴中=が、支出に反対した同省職員を叱責(しっせき)した経緯も認定。「外務省幹部は、意向に反すると人事面で不利益を受ける可能性を危ぐして決裁を与えた」と指摘した。
控訴審では、弁護側証人として出廷した東郷和彦元欧亜局長(62)が「支援委からの支出は外務省として問題ないと判断していた」と証言したが、高橋裁判長は「説得力がない」と退けた。佐藤被告側は、「支出は事務次官や条約局長らの決裁を経て認められていた。与えられた職務を遂行しただけ」と主張。偽計業務妨害も「関与していない」として、無罪を訴えていた。
一審東京地裁判決によると、佐藤被告は支援委事務担当の元外務省課長補佐(42)=有罪確定=と共謀。二〇〇〇年三−六月、イスラエルで開かれた国際学会に日本人学者らを参加させる費用など計約三千三百万円を支援委に不正に支出させた。また支援委が発注した国後島ディーゼル発電施設工事で、入札前に予定価格の情報を三井物産側に漏らし、支援委の業務を妨害した。
<メモ>鈴木宗男被告めぐる事件 東京地検特捜部は2002年4月、国際機関「支援委員会」が発注した国後島「友好の家」の入札をめぐる威力業務妨害事件で、衆院議員鈴木宗男被告の秘書を逮捕。同9月までに、あっせん収賄や受託収賄罪などで鈴木被告本人、背任罪などで外務省元主任分析官佐藤優被告らを逮捕、起訴し、最終的に7事件で計12人が立件された。鈴木被告は「わたしを排除すべきだとの世論に応じた国策捜査」、佐藤被告は「鈴木さんと親しかったから立件された」と捜査を批判したが、鈴木被告は一審で懲役2年、追徴金1100万円を言い渡され、控訴した。鈴木、佐藤両被告以外は有罪が確定している。
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