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エグゼンプション:反対が7割 賛成は2割に満たず
残業代の概念をなくす「日本版ホワイトカラー・エグゼンプション」に反対している人が約7割にのぼり、賛成が2割に満たないことが、毎日新聞の全国世論調査(電話)で明らかになった。
調査結果によると、反対は71%、賛成は17%で、無回答は12%。男女別もほぼ同じ比率だった。年代別では、長時間労働が多いとみられる20代、30代の男性がいずれも83%で反対。女性は20代で76%、40代で79%が反対だった。
反対理由は「長時間労働への歯止めがなくなる」39%▽「賃金の抑制につながる」37%▽「健康管理に不安」22%の順。「長時間労働」と「健康不安」を合わせると60%を超えており、制度が長時間労働の解消にはつながらないと考えている人が多数を占めた。
一方、賛成理由は「自分のペースで働ける」47%▽「家庭生活を大事にできる」42%▽「休日が増える」7%。男性は「自分のペース」が65%だったのに対し、女性は28%。逆に、女性は「家庭生活」が60%に上り、男女間で理由の違いが明確に分かれた。
安倍内閣を支持する人では、賛成24%、反対63%。支持しない人では、賛成12%、反対81%。支持者でさえ、反対が過半数を大きく上回った。【東海林智】
毎日新聞 2007年2月1日 3時00分
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070201k0000m040153000c.html
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