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柳沢伯夫厚労相が「(女性は)産む機械」と発言した問題では、党派を超えた女性議員たちも一斉に反発している中で、安倍首相は大臣を擁護、辞任する必要なしとの姿勢を示した。
ことの重大さを認識できない、『純粋培養型政治家』は使えないって見本だ。この政権まったくだめだ。
各紙の政権支持率の世論調査が発表される中、時系列で支持率は下がり、不支持は増大している。だが、この無能力ともいえる安倍首相を支持しているのが女性に多いというのは、「どこを見てるの?」だから「女はバカだ」って言われることが多いのよ。って、柳沢大臣の発言に「もっと反発しろよ」って言いたい。「世の女性よ、もっと勉強しろ!もっと思考しろ!」私にはそっちの怒りの方が強い。
戦時中、「産めよ増やせよ」の政策で女は爆弾代わりの兵士を増産することを国家から強制された。埋めない女性は「男のなぐさみもの」にでもなって当然のような扱いを受けた。当時の国家は軍隊そのものであった。他国に軍靴で踏み込み、その地の女性をも蹂躙した。組織的性犯罪の犠牲者が「従軍慰安婦」でもあった。
しかし、この国の政府の見解は「国家が主体となって進めた組織ではなかった」と従軍慰安婦を現地の一部の軍隊の行状とばかりに、従軍慰安婦という言葉が使われること自体に不快感を示し、歴史からその言葉が忘れ去られ、消えていくことを願っている政治家たちの本音が聞かれる。
産経新聞の社説の
「従軍慰安婦」は戦後の造語で、日本の官憲による「強制連行」説も否定された。慰安婦問題は、戦場における性の問題である。将来は、中学校の教科書にあえて書く必要はなくなるのではないか。
などは、そういった政治家たちの心情を代弁している。
従軍慰安婦を扱ったNHKの番組『ETV2001 問われる戦時性暴力』で、安倍晋三氏、中川昭一氏らの政治介入が疑われ、結果番組の改編が行われたのではないか、という事件は、NHKはいまだ真実を明らかにしない。昨日の裁判では「NHKが番組改変」 200万円賠償命じる 東京高裁 で、原告側は勝訴と受け取ったが、NHKは上告。政治家のかかわりにNHKがどう影響され、番組の不自然な変更を放映直前に決定、実行したか。多くの現場の人間が立ち合っているのに伝わってこない。少なくとも政治家のあの時期、あの場面で「公平・中立に」と述べること自体、政府の側に批判的であってはならないことを暗に強要しているとも受け取られる。
産経新聞の教科書問題に触れる社説での「特定の政治勢力を助長するような記述は好ましくない。教科書執筆者に、より公正な記述を求めたい」彼らの使う「(政府に批判的でない)公正・中立」の意味と同じであろう。戦後、半世紀過ぎても過去のことをないがしろにしようとすること自体が、戦争で行われた女性への差別を省みない姿勢を維持している証明でもあろう。
車で郊外を走っていると目に入った「自衛官募集」の看板。「国を守る充実という誇り」なんて書いてあった。
イラク派遣は国を守るためか?アメリカの戦争に協力しただけじゃないか。イラクで人を殺さなかった、自衛官にも犠牲者が出なかった。それは救いであったが、イラク民を、自衛官を守ってくれたのは、この国の憲法「9条」だったじゃないか。
私は子を産んだぞ。最低限2人の子を産んでこそ人口の維持に役立つといわれる、2人を産んだぞ。だが、私は国のために産んだんじゃない。国が戦争するかもしれない、他国の戦争に協力するかもなんて分かっていたら、産まなかったかもしれない。大事な命。他人を殺すため、自分の命を捧げるための弾丸代わりの子どもではない。
ホワイトカラー・エグゼンプション(WE)も、参議院選挙で自民党が勝利すれば、また息を吹き返してくるだろう。エリート政治家、世襲議員、財界トップらは、国民を機械・ロボットくらいにしか見ていないということが、よ〜〜くわかった。「強い人権意識」を謳った憲法を変えたがるのもこれで納得がいくというもの。
人間は機械じゃない。取替えもできない。たった一つのこの地球上に存在する65億分の1という絶対的存在である。だからこそ成り立つ「人の社会」でもあろう。彼らはそれがちっともわかっちゃいない。
政治を見る目も審美眼が必要なのだと認識させられる事件(政治家の発言)である。
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