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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070129-00000007-mai-pol
毎日新聞は27、28日、全国世論調査(電話)を実施した。安倍晋三内閣の支持率は昨年12月の前回調査から6ポイント減の40%で下落に歯止めがかからなかった。佐田玄一郎前行政改革担当相らの辞任、閣僚らの不透明な事務所費問題などが影響したとみられる。政党支持率は自民、民主両党がダウンする一方、「支持政党はない」と答えた無党派層が10ポイント増の49%で、政党不信を裏付けた。
内閣を「支持しない」は6ポイント増の36%、「関心がない」は前回と同じ21%だった。支持率は昨年9月の内閣発足直後には67%だったが、11月53%、12月46%と続落。逆に不支持率は16%→22%→30%とアップし、今回は支持と不支持の差が4ポイントに縮まった。
男性は支持36%、不支持44%で、初めて不支持が上回った。支持政党別では公明支持層の支持率が前回比13ポイント減の55%(不支持は9ポイント増の20%)となったのが目立ち、公明支持層の一部の「安倍離れ」を示した。
不支持の理由は、前回まで「首相の政策に反対だから」がトップだったが、今回は「首相の指導力に期待できないから」が9ポイント増の42%と初めて最多になった。
政党支持率は自民25%(前回比6ポイント減)、民主13%(同4ポイント減)。公明4%、共産3%は前回と同じで、自民、民主両党の支持が無党派に流れたとみられる。
安倍首相の「美しい国づくり」と民主党の小沢一郎代表の「生活維新」のキャッチフレーズのうち、どちらに共感するか尋ねたところ、(1)「生活維新」46%(2)「どちらにも共感できない」29%(3)「美しい国づくり」22%――の順だった。
通常国会で最も議論を深めてほしい問題は「教育再生」が30%で最多。「格差是正」19%、「政治とカネ」15%が続いた。首相が重視する「憲法改正」は用意した七つの選択肢の中で最少の6%にとどまった。統一地方選や参院選の投票で「政治とカネ」の問題を重視するかどうかに関しては「重視する」が68%で、「重視しない」の24%を大きく上回った。
【西田進一郎】
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