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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070128-00000001-mai-soci
松岡利勝農相の事務所費の不明朗な支出について、地元事務所の元関係者が毎日新聞の取材に応じ、「地元にある後援会の事務所費の支出は不自然な印象だ。(事務所費の主要項目である)家賃は少なくとも計上されているほどかからない」と証言した。松岡農相は事務所費の内訳を明らかにしないまま「適正に処理している」と主張しているが、身内の発言でさらに不自然さが強まった。「備品・消耗品費」など他の高額支出を含め、説明責任が問われている。
松岡農相は、熊本県の地元選挙区に政治団体「松岡利勝後援会」を持つ。政治資金収支報告書で菊陽町の事務所を「主たる事務所」としているが、同後援会は家賃、電話代などを計上する事務所費として05年に4023万円を支出したと報告。04年は1124万円、03年は2742万円となっている。
松岡農相は「地元には事務所は四つある」と説明しているが、地元事務所の元関係者は「(四つの事務所のうち中心的な)菊陽町の事務所の家賃は月20万円。他(の三つは)はもっと安いだろう」と証言。05年の後援会の4000万円以上の計上について「(四つの事務所をすべて合わせても)家賃では絶対そんなにかからない。不自然な印象だ」と首をかしげる。
さらに、高額な事務所費について「他の経費の付け替えをするなど帳尻合わせをしている可能性がある。(事務所費になりうる)携帯電話代も秘書は自腹だし、切手代もさほどかかっていない」と証言した。
一方、松岡農相の資金管理団体「松岡利勝新世紀政経懇話会」は賃料のかからない議員会館を「主たる事務所」としているが、事務所費は05年に3359万円▽04年3166万円▽03年2632万円と、こちらも高額だ。
松岡農相の政治団体の支出の不明朗さは事務所費にとどまらない。
机、椅子やガソリン代などを計上する「備品・消耗品費」も高額さが目立つ。松岡利勝後援会は05年1343万円、04年も1435万円。また資金管理団体も05年に742万円を計上した。
政治活動費の中で、例外的に領収書の添付が必要ない「1件5万円未満」の支出では、資金管理団体の05年の支出は総額3470万円。政治活動費全体の4割以上を占めた。松岡利勝後援会も05年の政治活動費2255万円のうち8割以上の1951万円が該当した。
一連の支出について、松岡農相は記者会見で「事務所費は法令で領収書の添付が必要ないことになっており、『事務所費』として報告することで国民の説明責任を果たしている。架空のものを計上したり、他のものの付け替えはない」と強調。さらに領収書添付を義務付けるべきかを問われると「他の国会議員もすべての領収書はとっていないでしょう」とけむに巻いている。
【山田宏太郎、青島顕】
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