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□小泉政権の功罪 [論談・目安箱]
http://www.rondan.co.jp/html/mail/0702/070216-12.html
小泉政権の功罪【今田】
( 平成19年02月16日 )
投稿者: 今田勇三
山本恵子さんが神のように慕う小泉純一郎が何をしてきたのか、彼は本当に構造改革をしたのか、それともエセ改革だったのかはこれからもっと詳しく検証される事になるだろうが、私なりに検証してみたいと思う。
確かに、志として小泉純一郎が政治家として日本の構造改革を目指していたという事実は理解している。 できた事も多少はあると思っている。 これが彼の限界である。 何しろ政策を知らなさすぎる政局の男だからである。
野中広務を頂点とした解放同和事業の負の部分はずいぶんメスが入ったし、土建に関する談合もメスが入りつつあると理解している。 また、医者の特権も多いに削られたと理解している。
朝鮮総連がらみの不正も少しづつではあるが、手が着けられ始めた感じはする。
だが、残念ながら不正を働く輩は部落解放運動の中の勝ち組、朝鮮人脈の勝ち組、土建屋の勝ち組、開業医の勝ち組は、あまり困る事にはなっていない。 おしいいものは食い尽くしている。
同和問題でも差別問題でも人権のために頑張っている人、離島のまずしい医者や、産婦人科医など、末端下部で一生懸命活動したり、人のために尽くしたりして、頑張っている人達、つまり、真面目な負け組には、厳しい締め付けになってしまった。
まだ、残っているのは創価学会の脱税とマスコミや電通などの広告代理店を使った不正。 ヤクザの影がちらつく芸能界。 興行の世界。 サラ金や銀行の談合や生保や損保、証券などの金融関係の不正とヤクザの癒着。
右翼団体やNPO関連の不正。 警察関係者や官僚などの不正などは手つかずのものもある。
また、弁護士、公認会計士、行政書士、弁理士、税理士などによる悪質な不正。 監査法人と大企業の癒着。 など、まだまだ多くの不正は手つかずのままだ。
新聞社やテレビ局も含め、報酬談合制度に守られて、規制緩和とほど遠いところに税金の無駄遣いが残されている。
小泉政権下で最も最悪な連中は竹中平蔵を頂点とした改革利権を手にした連中である。 最大に利益を上げたのは宮内オリックス会長。 福井日銀総裁。 村上ファンド。 堀江。 三木谷。 孫正義。 木村剛。 伊藤達也。 奥谷玲子など。
改革利権を手にした人達は多い。 彼らのやり方は政府に財政委員や改革委員に入り込み。 自分の仕掛けた網に魚が入るように財政諮問会議や改革会議で答申を誘導し、既存の流れから民間活用や改革という、自分の仕掛けた罠に魚を誘い込む手法で荒稼ぎをした。
小泉は財政諮問会議に出席したメンバーに利権を与え、彼らを電通などの広告代理店で回しで活用しながら、テレビを押さえ、情報を完全に制御して、新しい小泉改革財界を形成して君臨したのである。
田中角栄が築いた財界や人脈を徹底的に潰して、我が利権王国をつくったという事である。 これを称してマスゴミや電通に飼い慣らされたテレビが改革と言っている。 テレビを必要以上に信じる国民はこのエセ改革を構造改革だと信じ、完全に騙されてしまったという状況にある。
宮内が仕組んだ犯罪ギリギリの手法や、奥谷や木村剛の犯した犯罪は小泉の力がある内はベールで覆われているが、その内、間違いなく暴露される。
小泉の考えと同じ方向性の御用学者ばかりを集め、都合の良い答申を出し、その改革利権を享受する新しい利権集団を形成し、そのボスとして君臨するのが小泉、作戦参謀でありながら、狡く利権の分け前を跳ね、作戦を立てる竹中、この二人でこの国をずいぶん食い荒らしている感じがした。
郵政改革が構造改革の本丸などといってテレビを駆使し国民を騙した。 郵政改革と国民は何の関係もない。 痛みもない。 構造改革でのなんでのない。 その他の改革だ。
構造改革の本丸は政府中に巣くう、官僚の天下りにある。 この天下りを全部廃止にしない限り、官僚の筋書きのままで進み、エセ改革でお茶を濁しているだけに終わる。
利権は天下りについて降りてくる構造となっている。 これが日本の最悪な構造であり、赤字の垂れ流しの元凶である。 まだ、手つかずに残っている。 古い財界も小泉のつくった新しい利権財界も天下りを頂いて儲けている事に変わりはない。
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