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「いま無党派層が急増している。多くの有権者に宮内さんの政策を伝えきれるなら、必ず勝てる」。北海道知事選に立候補する宮内聡の事務所開きでの、西野敏郭道委員長の激励の挨拶だという。(朝日2月11日朝刊)
立候補する以上、当選を目指すのが建前とはいえ、余りにも現実離れした感覚に、太平洋戦争当時の精神主義を思い出す。
問題は2つある。
1、「多くの有権者に・・・伝えきれるなら」という前提条件だが、伝えきる体制はあるのか。ないのに「伝えきれるなら」という架空の前提を持ち出すなら、党員と支持者を愚弄するものだし、あるのに「伝えきれなかった」とするなら、当然責任問題が生ずる。奮闘したが、及ばなかったでは済まない筈である。
2、「伝えきれるなら、必ず勝てる」という前提は正しいのか。多くの選挙で、党の支持層の票さえ纏めきれずに惨敗している。反共主義云々も、民主党への幻想もない、「伝えきれ」ているはずの人たちからさえも、支持を得られない現実をどう説明するのか。
逆に、党の支持層を超えて得票する選挙もある。どういう場合に支持され、あるいは支持されないのか、謙虚に分析する必要がある。
結論はひとつ、当選の見込みのない選挙に候補を立てるのは、有権者の反感を買い、恥を晒すだけである。
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