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ローレンス・レペタの寄稿記事【天木直人・日本の動きを伝えたい】2/16
http://www.asyura2.com/07/senkyo30/msg/1136.html
投稿者 天木ファン 日時 2007 年 2 月 16 日 10:43:56: 2nLReFHhGZ7P6
 

2007年02月16日

ローレンス・レペタの寄稿記事
               

  ローレンス・レペタという米国人弁護士がいる。ニューヨーク州立大学、ワシントン大学ロースクール修了後日米両国で活躍する法学者、弁護士である。現在は大宮法科大学院教授であるという。
  私が彼の名を知ったのは「闇を撃つ」(原題「秘密と米国の未来」-石井邦尚訳、日本評論社)という本を読んだからだ。情報自由法(情報公開法の米国版というべき法律で66年に成立している)を使って9.11事件やイラク戦争に関する米国の情報隠蔽を弾劾した本である。
  そのレペタが2月15日の毎日新聞「世界の目」というコラムに、「自衛隊はなぜイラクに」という題で寄稿していた。以下その大要を紹介したい。読者はこれをなんと読む。

  ・・・米軍の機関紙「スターズ・アンド・ストライプ」によると、三沢の米空軍基地に駐屯する200人以上の米戦闘機F14の分隊がイラクへ向かった。33歳のヒュータス軍曹は「あなたが歴史の一部に参加していないとしても、ちょうど目にしているのだ」と語った・・・米国人にとって歴史とは戦争の話なのだ。この論理では、戦争に従軍しなければ歴史に参加していないことになる。
  ブッシュ大統領はハノイで開かれたアジア太平洋経済協力会議(昨年11月に開催された首脳会議)に出席した。「ベトナム戦争から何を学んだのか」と記者から尋ねられると、大統領は「あきらめないことだ」と簡単な答えを口にした。大統領はベトナム戦争の敗因を「あきらめたこと」と考えているようだ・・・
  彼ら(ヒュータス軍曹やブッシュ大統領)は、米国から遠く離れた土地で常に戦争を続けるべきだと信じている。「あちら」(国外)で戦わなければ、敵が「こちら」(米国)へやって来る。これは第二次大戦や冷戦中の論理である。これらの戦いが相当前に終わっているのに、論理は生き続けているのだ・・・
  ブッシュ大統領がイラクでの戦争に敗れかけているのは明白だ。世論調査と昨年11月の中間選挙は米国民が「あきらめた」ことをはっきり示している。そのような時に、自衛隊の輸送機は、米軍の地上部隊を支援するためイラクの空を飛び、自衛隊の艦船がイラク近海の米軍を助けている。イラクでの戦争は日本の防衛に何の関係もないはずなのに。
  ブッシュ大統領がなぜイラク戦争を始めたのかは理解できるつもりだ。しかし、日本の指導者の行動はどのように説明できるのだろうか。遠い地域へ戦闘部隊を送り続けている日本の指導者の熱心さを、どう解釈すべきなのだろうか・・・

     Laurence Repeta’s Contribution to the Mainichi Shinbun

  Mr. Laurence Repeta, an American lawyer and jurist, contributed an article to the Japanese daily journal the Mainichi Shinbun on 15 Feb. I would like to quote his article in my own abridged translation as follows. I hope it will appeal to the readers as it did to me.

・・・According to the US military paper STARS AND STRIPES more than 200 jet fighters left for Iraq from the US base in Misawa,Japan. A sergeant of 33 years old said “ Even if you are not participating in a part of history, you are just witnessing it.” For Americans history means war story. According to this sergeant’s logic we are not participating in creating history unless we are engaging with war.
President Bush, when he was asked by the press “What did you learn from the Vietnam War?”, replied bluntly “ The importance of never giving up”.
People like this sergeant and President Bush seem to believe that US should continue fighting a war away from home. They must believe unless US fight a war there(out of US), they(enemy) will come here(US). This way of thinking became obsolete with the demise of the cold war they are still obsessed with it.
It is clear now that Bush is losing the war with Iraq. Recent poll and the result of mid-term election showed American people “gave up” the war.
Even under such circumstances Japanese Government continues to help US forces by flying its defense forces’ airplanes over Iraq and dispatching vessels in the Persian Gulf. US war with Iraq has nothing to do with Japan.
I manage to understand why Bush started a war with Iraq, But I am wondering how Japanese leaders can explain Japanese people the reason they have been supporting US. Why japaneseleaders are so enthusiastic with continuing to send Japan's defence forces to such a remote region in the world?・・・

http://www.amakiblog.com/archives/2007/02/16/#000263

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