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http://www.sponichi.co.jp/society/news/2007/02/16/02.html
日本ボクシングコミッション(JBC)が主催するプロボクサーを対象とした警視庁警察官の就職説明会が15日、東京・後楽園ホール展示会場で行われた。現役選手だけでなく、すでに引退した元日本チャンピオン2人を含む計73人が参加。入庁を希望する参加者も多く、元日本王者という“最強の警察官”が誕生する日も近い?
「一緒に悪と戦おう!」。説明会会場に響き渡る警視庁担当者の熱いラブコールに20〜29歳の73人が着慣れないスーツ姿で耳を傾けた。うち7割が現役を退いた元プロボクサー。警視庁からは採用センター所長の内山國光警視ら計7人が参加し、仕事内容などを2時間にわたってPRした。
警視庁では05年度から、柔道や剣道といったスポーツで実績を残した受験者に1次試験で加点する「資格経歴等の評定」という採用制度を導入。元プロボクサーも受験時にライセンスの所有経験を証明する書類を添付すれば有資格者となる。
この日も同制度に関して「ボクサー経験は採用試験で有利になるのか」「どのくらい評価してくれるのか」という質問が相次いだ。ただ、明確な評価基準が示されず、元日本ミドル級王者の板垣俊彦さん(29)は「ボクサーという点がもうちょっと優遇されると思っていたが、話を聞いていて、頭のいい人を求めている気がした。筆記試験ではなく、別の方法で評価してほしい」と納得がいかない様子で話した。
一方、現役選手からは採用後の試合出場を望む質問が集中。公務員の兼職禁止を告げられ、「報酬をもらわなければ試合に出てもよいのか?」と切り返す一幕もあった。
説明会実施の背景にはボクサーの“再就職難”がある。プロボクサーの数は約3200人。このうち年間約700人が引退する。しかし、競技団体の就職支援制度が確立されていない。一方、犯罪が多様化する中、警視庁にとって警察官の確保は急務。厳しい練習や減量で心身ともに鍛えられているボクサーは理想的な人材だ。担当者は“要員確保”へ「職員はディズニーランドが割り引きになる」「他府県警と違って単身赴任はない」などと、警視庁ならではのメリットを強調した。
説明会を終えた元日本ライト級王者の久保田和樹さん(28)は「人と触れ合うのが好きなので交番勤務をしたい。今までは1日4時間でしたが、来月から予備校に通って8時間勉強したい」と語った。
[ 2007年02月16日付 紙面記事 ]
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