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□早くも「ポスト小沢論」赤丸急上昇はあの「笑わん殿下」 [週刊文春]
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20070215-01-0702.html
2007年2月15日
早くも「ポスト小沢論」赤丸急上昇はあの「笑わん殿下」
国会では連日、あの柳沢伯夫厚生労働相が平身低頭、答弁席でこうべを垂れる光景が続いている。遊びほうけてロバにされたピノキオのように、女性を「産む機械」にたとえた罰として「お辞儀する機械」に変えられた柳沢氏。自業自得と言うしかないが、実は、哀れな老大臣に心の中で感謝しているのが民主党執行部だ。
柳沢氏の失言がなければ、「政治とカネ」問題が冒頭国会最大の焦点になっていたはず。民主党は、政治資金で十億円を超える不動産を買っていた小沢一郎代表の問題に加え、ヤミ献金疑惑で参院副議長を辞任した角田義一氏の問題もあり、とても追及の先頭に立てる状況になかった。いま予算委員会で大声を張り上げることができるのは、ひとえに「産む機械」発言のおかげだ。
と言っても、小沢氏らの問題が消えるわけではない。「法律違反でないにしても、党のイメージダウンは避けられない。だって、小沢さんが『格差是正を』と叫んでも説得力ゼロだろ」とベテラン議員の一人は嘆く。もともと小沢氏と距離を置く中堅・若手グループからは「本会議はほとんど欠席、党の会議にも滅多に出てこない。参院選で結果を出せなければ、小沢さんにはお引き取り願うしかない」と厳しい声が聞こえてくる。
そんな党内でポスト小沢候補として赤丸急上昇中なのが、「まじめ」と「頑固」がスーツを着て歩いていると言われる岡田克也元代表。二〇〇五年秋の衆院選惨敗の責任を取り代表を辞任後、充電に努めていた岡田氏が久しぶりに脚光を浴びたのは昨年十二月の党全議員政策懇談会。参院選に掲げる政権公約を議論したこの会議で、岡田氏はバラ色一色の「小沢政策」にかみついた。「執行部が消費税率を上げないと決断したのならば尊重する。だが新たな政策の実行には追加的な財源が必要。どこをどれだけ減らして財源を確保するのか説得力を持って示す必要がある」。同様の不満を持ちながら、小沢氏の顔色をうかがい口に出すのを躊躇していた議員たちは「さすが岡田」と溜飲を下げた。
これを境に、郵政選挙で落選した前議員や新人の激励に全国を回っていることも広く党内の知るところとなり、「人情家」という評価も加わった。「岡田嫌い」で有名な小沢氏には不愉快極まりない話に違いないが、岡田再評価のきっかけをつくったのは自分自身。これまた、もって瞑すべしと言う以外にない。
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