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(回答先: 自民、「政治とカネ」で民主けん制―日本経済新聞 投稿者 天木ファン 日時 2007 年 1 月 24 日 11:07:41)
角田義一参院副議長が二十三日、記者会見し、二〇〇一年参院選で自らの選挙対策本部が多額の献金を集めながら政治資金収支報告書などに記載しなかった疑いがあることに関し、謝罪しながらも辞任については否定した。自民党は閣僚による事務所費問題を抱えるだけに、角田氏の追及に腰が引けている。二十五日召集の通常国会では「政治とカネ」が焦点になるとみられていたが、両党間の対決ムードはむしろ弱まりつつある。 (政治部・高山晶一、古田哲也)
◇後手
「本人がそう言うならそれでいいじゃないか。何が問題なんだ」
角田氏の辞任否定会見後、民主党参院執行部の一人はこう言い放ち、記者団をあぜんとさせた。
民主党は通常国会で、政府・与党のスキャンダルを徹底的に追及し、夏の参院選につなげようとしていた。
特に、佐田玄一郎前行革担当相の政治資金収支報告書の不適切処理による辞任や、松岡利勝農相と伊吹文明文部科学相の事務所費問題など「政治とカネ」にまつわる問題は、絶好の材料。
安倍晋三首相の任命責任を含めて追及しようと「ケンカ屋」として知られる菅直人代表代行を民主党の国会対策の実質的なトップに抜てきするなど対決姿勢を強めていた。
しかし、小沢一郎代表が事務所費問題を指摘されるなど、民主党にも政治とカネの問題が波及。小沢氏は衆院代表質問で自ら経緯を説明する意向を表明するなど「逃げない姿勢」を懸命にアピールしたが、その最中、同党出身の角田氏に疑惑が浮上した。
小沢氏と違い、説明責任を果たそうという姿勢が弱い角田氏には党内の風当たりは厳しく、国会召集前の辞任を期待する声が出ていた。しかし、角田氏はこの日の会見で辞任を否定し、参院執行部もその判断を尊重する結果に。これでは「国会で閣僚を追及したらやじが飛んでくる」(党関係者)と政府・与党を追及しづらくなったのは確実。「院の品格として、副議長を辞める決断があってもよかった」(参院若手)と露骨に不満を漏らす議員も。
今後、角田氏への批判が党内外で噴出し、結局辞任に追い込まれる可能性も否定できないが、民主党が政治とカネの問題で「後手に回った」(同)という印象は簡単にはぬぐえそうにない。
◇回避
一方、松岡農相や伊吹文科相らの事務所費問題を抱えた自民党は、小沢、角田両氏の追及に及び腰だ。「お互いさまだから、角田氏らを攻め立てれば、泥仕合になってしまう」(中堅議員)との懸念があるためだ。
自民党の笹川尭党紀委員長は二十三日の党役員連絡会で、小沢氏を追及すべきだと提案したが、中川秀直幹事長は党改革実行本部で議論すると答えるにとどめた。
自民党側が追及に消極的なのは、スキャンダルで審議時間を浪費すれば、二〇〇七年度予算案や国民投票法案などの重要法案の成立が危うくなるという危機感もある。
今年は四月に統一地方選や参院補選、七月に参院選を控え、自民党内では「新年度予算が成立すれば、気分はもう選挙だ」という雰囲気が出来上がりつつある。ところが、内閣提出だけで九十本もの法案を抱えて、同党国対は、成立させる法案の絞り込みを余儀なくされている。
国民投票法案や社会保険庁改革関連法案、教育改革関連法案など重要法案はめじろ押し。「スキャンダルを議論している暇はない」(自民党国対幹部)というのが本音だ。
■常に襟ただして 首相
安倍晋三首相は二十三日、角田義一参院副議長の選挙対策本部が、約二千五百万円の政治献金を政治資金収支報告書に記載していなかった問題について「政治家は常に襟を正し、政治資金規正法にのっとって、国民から非難されることのないよう、信頼を失わないように常に心掛けていかなければならない」と述べた。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kakushin/20070124/mng_____kakushin000.shtml
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