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http://kodansha.cplaza.ne.jp/broadcast/fri/2004_01_28/content.html
「私はかつて極道の世界に身を投じていた人間です。現在は堅気(かたぎ)となっておりますが、(暴力団の)幹部となった仲間たちとつながりはありますし、多少なりとも裏社会に対して顔が利きます。
しかし、そんな私の“闇人脈”に目をつけて私設秘書に起用し、散々利用しつくした政治家がいます。その人物とは自民党の久間章生(ふみお)代議士です」
こう怒りを露(あらわ)に告白するのは、都内在住の会社役員・A氏(57歳)です。A氏は昭和50年代に、京都市内に本拠を置く広域暴力団・会津小鉄会系の3次団体の組長を務めていました。組員は約100人。収入源は不動産業で、いわゆる経済ヤクザの走りでした。
A氏は、久間氏の私設秘書になった経緯を説明しながら、『久間調査会』理事と記された一枚の名刺を取り出しました。
「久間氏の事務所のうち、衆議院議員会館や『長崎政経調査会』は“表”の担当、『久間調査会』は“裏”を担当と、使い分けされていたのです。“裏”の役割は、表に出せないカネを集めること、それと引き替えに口利きの仲介をすること、利権の配分、ヤクザとのトラブル処理など、あらゆる雑事をこなすことでした。『久間調査会』の会長は久間氏の私設秘書の駒栄(こまえ)博志氏(※'03年8月、贈賄容疑で逮捕。現在公判中)が務めていました」(A氏)
フライデーは1月19日朝、議員宿舎前で久間氏を直撃し、元暴力団組長のA氏を私設秘書として用いていたのかを聞いたところ、以下のような回答がありました。
「僕の調査会にはいない。僕の知っている駒栄君と付き合っていたAさんというのは知ってる。会ったことはある。(A氏の経歴について)それは知らない」
「久間調査会」の名刺を見せると、
「本人が勝手に作っているだけで、私は知らない。A氏と駒栄君の間には何かトラブルがあったはずだよ。だから、駒栄君にも『久間調査会』というのは使うなと言っといたのよ。ましてや彼(A氏)が使っていたのは、全然知らなかった」
全面的に否定する久間氏でしたが、A氏は国会の証人喚問に応じてすべての事実を明かす覚悟もできていると反論。二人の関係は国政を揺るがす大問題なだけに、徹底追及の必要があります。
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