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http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20070212/mng_____sei_____002.shtml
自民党の中川秀直幹事長が、首相官邸サイドに苦言を呈する場面が目立っている。止まらない内閣支持率の下落に危機感を強めているためだ。 (後藤孝好)
「遠慮なく、本来の戦う政治家としてのリーダーシップをどんどん発揮してほしい」。中川氏は五日、首相官邸で安倍首相に対し、内閣支持率低下の原因を分析した上で、こう注文を付けた。首相は「分かりました。そうします」と述べたという。幹事長が党総裁である首相を「指導」するのは異例だ。
先月三十日には、塩崎恭久官房長官を国会内に呼び、柳沢伯夫厚生労働相の「産む機械」発言など閣僚らの不適切な発言について「党として厳重注意する」と戒めた。教育改革関連三法案の審議日程に対し、政府高官の発言が相次いだことにも「法案の取り扱いを決めるのは国会だ。政府は立場をわきまえるように」とくぎを刺した。
中川氏はこれまで「首相が思い切ってやれる環境をつくるのが幹事長の役割」との思いから、官邸サイドに口出しすることは避けてきた。しかし、このところの内閣の「ふがいなさ」に、黙って見ていられなくなったようだ。無論、内閣支持率低落の影響で自民党が今夏の参院選で負ける事態となれば、中川氏の責任が問われるという焦りもある。
中川氏は八日の講演で「政府に入ったことのない若い人たちが官邸スタッフになっている。若いことは逆に経験不足ということもある」と、首相を支える側近たちの未熟さも指摘。半面で「官僚主導から政治主導に変わる過渡期にある。若い感性で政治を変えていくことは大事だ」と、期待表明を忘れなかったが、しばらくは口出しが続きそうだ。
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