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<宮崎官製談合>元自治相が資金提供事後処理に関与の疑い
1月12日3時6分配信 毎日新聞
宮崎県の官製談合事件で逮捕、起訴された前知事、安藤忠恕被告(65)の後援会側が03年9月、政治指南役だった石川鎮雄被告(68)に5000万円を提供した疑惑に絡み、同県選出の元参院議員、上杉光弘・元自治相(自民)が事後処理に関与した疑いがあることが分かった。約2カ月後の同年12月にあった会合で元自治相が話を持ち出したと、会合に出席した前出納長、江藤隆被告(63)が周囲に証言した。県警も同様の情報を把握し、安藤被告らを追及している模様だ。
5000万円の授受は昨年9月に発覚するまで政治資金収支報告書に記載はなく、後援会の「裏支出」となっていた。
逮捕前の安藤被告の説明によると、知事当選直後の03年9月、後援会長(当時)が銀行から融資を受け、「長年の政治コンサルタント料」名目で提供したが、石川被告は数日後、安藤被告に金の包みを返却。安藤被告は公舎で保管した後、同年12月末になって後援会長に戻したとされる。
これに対し江藤被告の証言によると、同年12月ごろ、宮崎市内で開かれた会合で、現職議員だった上杉元自治相は5000万円授受が問題化する可能性もあるとの趣旨の話を持ち出し「(5000万円を)返す形にして、裏にした方がいい」などと発言し、問題の表面化を回避する方策を示した。会合には江藤被告と県内の有力土建業者数人が同席し、安藤被告は約1時間遅れて参加した。安藤被告は会合終了後、その場にきた時には手にしていなかった紙袋を持っていたが、江藤被告は「中身は分からない」としているという。
一方、5000万円を石川被告に届けたとされる東京都のヤマト設計前社長、二本木由文被告(56)が「(5000万円は)石川氏と二人で分けた」などと話していることも判明した。
県警は二本木、江藤両被告の証言が「石川氏は数日後に全額返却してきた」とする安藤被告の説明と矛盾することに着目し、後援会長に戻した5000万円が別に用意された可能性があるとみている。上杉元自治相の関与の有無についても慎重に裏付けを進めている模様だ。
元自治相は03年7月の前回知事選にいったん出馬を表明したが取りやめ、安藤被告の支援に回った。
また、江藤被告は11日、保釈保証金400万円で保釈された。
◇元自治相「まったく関係ない」と否定
毎日新聞は11日、上杉元自治相の事務所に、事実関係を尋ねる文書を送ったが、回答はなかった。元自治相は同日夜、宮崎市の自宅前で取材に応じ「(5000万円授受について)知らない。まったく関係ない」と否定したうえで「(安藤被告に)政治資金規正法は厳しいからぴしっとせにゃいかんと言ったことはあるが、詳しく覚えていない」と語った。【宮崎談合取材班】
最終更新:1月12日3時11分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070112-00000011-mai-soci
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