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(2007/1/9)
「来年のことを言えば鬼が笑う」という。未来は誰にも予測できないことのたとえだが、どうせ鬼に笑われるなら二〇一〇年の日本に思いをめぐらしてみたい。憲法改正論議が沸騰しているかもしれない
▼今年は憲法の施行から六十年という節目の年。呼応してか改憲手続きを定める国民投票法案が年内に成立する機運にある。ただし、成立後三年間は改憲案を国会に提案できない条項を盛り込むことが検討されている。一〇年以降に改憲が初めて現実の課題になる
▼国会が改憲案を発議し国民投票にかけるには、衆参両院それぞれの総議員の三分の二以上の賛成が必要になる。安倍晋三首相は自民党総裁に再選されて改憲案提出の凍結解除を迎える腹づもり。その時までに与党議員を一人でも増やしておきたいに違いない
▼その間に想定される国政選挙は三回。三年ごとに半数が改選される参院選が二回、与党が三分の二を占める衆院も任期が四年なので最低一回は選挙がある。七月の参院選はこの想定では「三連戦」の初戦にあたる。首相は年頭の記者会見で改憲を争点にする決意を口にしているが、初戦の重みを感じているのだろう
▼民主党の小沢一郎代表は改憲の争点化に気乗りしないらしい。「国民生活に身近で分かりやすいものが断然比重が重い」との理屈だが、次の衆院選で政権奪取を狙う以上、受けて立つ責任がある。憲法をどうするかで白紙委任はできない。考え方を分かりやすく知りたい
▼タイムマシンで未来に行くことはできないが、未来を決める一票は持っている
http://www.tokyo-np.co.jp/hissen/index.shtml
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