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2007.1.7
森田実の言わねばならぬ[9]
平和・自立・調和の日本をつくるために【6】
野党協力のための民主党の責任――民主党は若い民主党単独行動主義を克服し、新しい野党協力を推進する“根回し”ができる政党に脱皮しなければならない
「脱皮できない蛇は滅びる」(ニーチェ)
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06年末、A君から電話がかかってきた。A君は民主党のことを心配している。
「民主党は大丈夫か。君は政権交代は可能だと言っているが、いまの民主党にできるかね。12月24日のテレビ朝日のサンデープロジェクトを見ていて、民主党に本当に期待できるのか?という気になった。
渡部恒三という人は衆議院副議長までした政治家なのに、代表の小沢一郎や政権政策委員長の赤松広隆や選対委員長の鉢呂吉雄のことを、田原総一朗というタチの悪いテレビタレントと一緒になってけなしていたが、ああいうのはよくない。ぼくは君から説得されて民主党を応援しようという気になっていたが、最近、気持ちが萎えたよ。渡部恒三のようなベテランが田原というテレビジャッカーの悪党と一緒に同志の小沢一郎代表をけなすのは、やり過ぎだ。
森田君、君は三笠書房から『「小沢一郎」入門』を出版して、小沢一郎を応援しているが、本当に大丈夫かね」
世の中には12月24日のサンデープロジェクトの渡部恒三氏を見てA君のような感じをもった人は少なくないと思う。
最近はテレビに出演する民主党議員の評判が芳しくない。私は見ていないが、ビートたけしとハマコーを中心としたテレビ朝日の政治番組「テレビタックル」に出演する民主党議員がヒドイそうである。ハマコーに怒鳴られて卑屈に謝る役を民主党の若手議員がやっているらしい。
「テレビタックル」を見ているという旧友のB君は時々電話をかけてきて「君の本を読んで民主党の支持者になったが、ハマコーに怒鳴られてニヤニヤしながら謝っている民主党若手議員の恥知らずな姿を見ていると、民主党を支持していいかどうか悩んでしまう」と言う。
テレビに出たがる民主党議員は、自分個人のことしか考えていないのではないかと思わざるをえない。テレビに出て顔を売れば自分個人の選挙には有利になるだろう。しかし、テレビに出ない数多くの同僚議員にとっては大変迷惑な話である。テレビは民主党のイメージを傷つけている。それが、テレビ局の狙いでもある。テレビは政治権力の広報機関化している。とくにテレビ朝日はヒドイ。テレビに出たがる民主党議員は、少しは他の議員の迷惑を考えるべきではないか。
すべての民主党議員に、本気で政権交代=民主党中心の政権樹立を考えてもらいたい。このためには、小沢一郎氏が民主党代表にする以前の、民主党単独行動主義は改めなければならない。少なくとも、社民党と国民新党とは選挙協力を行うべきである。単独行動主義から野党共闘主義への方向転換が必要である、。
もう一つ、民主党内の党風を刷新する必要がある。
第一は、党首(代表)を大事にすることだ。渡部恒三氏のようにテレビにまで出て、小沢代表を公然と非難するようなことは慎むべきではないか。民主党議員には「愛党精神」が欠けているように感じられる。
第二は、テレビ出演と街頭演説だけの政治活動ではなく、地道に一軒一軒回る選挙運動に精を出すべきである。「小沢主義」に従って、1日300軒歩いている議員や候補者もいるが、多くの議員、候補者は実際にはこうした地を這うような活動をサボっている。なかには報告書だけは「300軒回っている」と書いている不正直者がいるとのことである(民主党担当記者の話)。
第三は、民主党として他の野党との関係をより重視することだ。とくに信義を大切にしてもらいたい。約束を守る党風を確立しなければならない。平然と友党を裏切るような幹部を要職につかせてはならない。
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C03123.HTML
森田実の時代を斬る:
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/TEST03.HTML
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