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小沢代表 今年の「行脚」秋田で幕 20選挙区で擁立
12月29日9時55分配信 毎日新聞
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民主党の小沢一郎代表
民主党の小沢一郎代表は28日、来夏の参院選へ向けた「1人区行脚」の年内最後の訪問先となる秋田市で記者会見し、社民党との2人目の統一候補擁立を発表した。9月の代表再選後、体調を崩し検査入院するトラブルもあったが、本格的に再開した1人区行脚は今月だけで7県10回に上り、29ある1人区のうち20選挙区で候補者(推薦・内定を含む)の擁立にこぎつけた。会見で小沢氏は「おかげさまで1人区の候補者擁立にもメドが立った」と強調した。
小沢氏は今年4月の代表就任時に与党過半数割れを参院選の最重要課題に位置づけた。そのため改選数1の1人区で過半数の15選挙区を野党で制する目標を掲げ、ほかの野党に選挙協力を働きかけるとともに、企業・団体など自民党の支持基盤を切り崩そうと1人区行脚を続けてきた。
28日の秋田入りは統一候補のお披露目のためだったが、記者会見とは別に組んだ日程が村岡兼造元官房長官との会談。自民党時代、旧竹下派の分裂で激しく対立した間柄だが、小沢氏は保守票の取り込みを図ろうと村岡氏に選挙支援を要請。村岡氏の後を継いで昨年の衆院選秋田3区に無所属で出馬したものの落選した二男敏英氏も同席し、今後の連携に前向きな姿勢を示した。
小沢氏は大みそかの31日も石川入りを検討したが、奥田建前衆院議員が参院選出馬を断ったため先送りした。年明けは安倍晋三首相と同じ1月4日に伊勢神宮を参拝し、その後、改めて石川、沖縄などへ行脚を広げる予定。【葛西大博】
最終更新:12月29日9時55分
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