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□【書籍紹介】何でも多数決で決めるのが民主主義なの? [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2888792/detail
何でも多数決で決めるのが民主主義なの?
マトモな民主主義国家とは思えない事態が国政の各場面で進行中のニッポンだが、そもそも民主主義とは何なのか!? そんな根本的な疑問にユーモアたっぷりの語り口で答える「デモクラシー(検)定」(石埼学著 1500円)が大月書店から刊行された。
本書は、民主主義の説明として「多数決が原則」「国民主権」「議員は国民の代表」は正しいか答えよ、という9問の問題集スタイルで、その理解度を“検定”する構成。このうち「多数決」をテーマにした問1については「あくまで原則であって、その結果が常に正しいという保証はない。国会議員の多数によって決められた自衛隊のイラク派遣も、大量破壊兵器という決定の根拠が間違いだった」と指摘。続けて「多数決は、どうしても決めなくてはならないことをとりあえず決めるための暫定的な必要悪。やむを得ないときまでガマンし、多数決に至るまで十分議論するのが望ましい」と解説している。「公共の福祉=全員の利益とは限らない、人権は多数決をもってしても奪ってはいけない、敵前逃亡は当然の権利であるなど、この本を読むと民主主義というものが実はかなりラディカルな現代思想だということがよくわかる」と、担当編集者・岩下氏。
読み進むうちに、この国が置き去りにしている民主主義の本質がくっきり浮かび上がってくる画期的なガイドブックだ。
【2006年12月18日掲載】
2006年12月21日10時00分
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