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労働時間枠撤廃 導入反対訴え
一定以上の年収がある人などを対象に労働時間の規制を外す、いわゆるホワイトカラーイグゼンプションが「十分に議論されないまま導入されようとしている」として、過労死で肉親を亡くした遺族らが東京のオフィス街でチラシを配って導入への反対を訴えました。
制度導入への反対を訴えたのは、過労死で肉親を亡くした遺族らのグループ１５人で、東京・丸の内で会社員にチラシを配りました。この制度は一定以上の年収がある人などを対象に原則１日８時間以内という労働時間の規制を外そうというもので、仕事は成果で評価され、残業代がない代わりに働く時間は自分で決められるとされています。厚生労働省は導入のための法案を来年の通常国会に提出したい考えで、遺族らのグループは「結果的に長時間労働を深刻化させる制度で十分に議論されないまま導入されようとしている」と訴えました。遺族の一人、木村佳野さんは「過労死で突然、肉親を失うという悲しみをこれ以上多くの人に味わってほしくないと思い参加しました」と話していました。この制度の導入をめぐっては、厚生労働省の審議会が２１日、法案提出の前提となる最終報告の取りまとめを目指し審議することになっていますが、労働組合の代表の委員は導入に強く反対していて審議の行方が注目されています。
12月20日 17時46分
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/12/20/k20061220000153.html
関連投稿―
▽日本版ホワイトカラー・イグゼンプション （東京新聞）
http://www.asyura2.com/0610/senkyo28/msg/924.html
▽残業代ゼロ 合法化 [ゲンダイ]
http://www.asyura2.com/0610/senkyo27/msg/1476.html
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