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2007.1.22(その2)
森田実の言わねばならぬ[31]
平和・自立・調和の日本をつくるために【22】
憲法改正を参院選の公約にした安倍首相を支持しながら不満を口にしつづける公明党――どっちつかずの対応のように見せながら結局は安倍首相に追従。この党の右翼体質から目をそらすな!
「人間は天使でも獣でもない。天使のように振る舞おうと努める人が、獣のように振る舞ってしまうというのが、不幸なことに実情なのである」(パスカル)
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まず、少々旧聞に属するが、2007年1月8日付日本経済新聞の政治面の記事「憲法改正問題/参院選の争点化/公明党代表が反対」(北京=久門武史)の記事を引用する。
《公明党の太田昭宏代表は7日、訪問先の北京で同行記者団と懇談し、安倍晋三首相が示した憲法改正を参院選の争点に据える考えについて「時期尚早ではないか」と述べ、反対姿勢を明確にした。
首相と6日に電話したことを明らかにし「首相も(改憲手続きを定める)国民投票法案の成立がまず大事だと理解している」と強調。「急いで(改憲の)中身の論議に入ることは良い結果をもたらさない」と語った。》
国政選挙においては、自民党と公明党(創価学会)は事実上一体である。2005年9月11日の第44回衆議院議員総選挙で自民党と公明党(創価学会)は、一つの政党のように一体化して行動した。自民党の大勝利は創価学会(公明党)の集票力によって達成された。2006年10月22日の二つの衆院補選(神奈川16区、大阪9区)は、創価学会(公明党)の力で自民党は勝った。
2006年11月19日の沖縄県知事選での「自公」候補の勝利も、創価学会(公明党)の選挙パワーがつくり出したものだった。自民党は創価学会(公明党)にオンブにダッコされているようなものである。
安倍内閣は憲法改正を中心政策に位置づけ、2007年7月22日の政治決戦(参院選)の中心テーマとして「憲法改正」を打ち出した。これに対して、太田公明党代表は「時期尚早ではないか」と反対姿勢を打ち出した。
だが、いままで公明党は、小泉前首相の靖国参拝問題についてもボソボソと不満を述べながらも、最後は「連立維持」を優先させて小泉首相に追従した。公明党は国民向けに表面上は不満を述べても、結局は政権を離れることができないのである。
公明党が本心から憲法改正に反対であれば、自公連立を解消すべきである。選挙協力もやめるべきである。
憲法問題は政治の基本である。改正に反対しながら、実際の行動においては改憲主義者の安倍首相を支持しつづけるのは、不誠実なやり方である。まやかしである。安倍首相は憲法改定を参院選の争点とする方針を示している。公明党・創価学会はこの安倍首相を勝利させるため全組織力を傾注する。実際にはそういう行動をとりながら、憲法改定に反対するような発言をつづけてている。まことに不誠実である。 政党および政治家は国民に対して誠実でなければならない。
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C03145.HTML
森田実の時代を斬る:
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/TEST03.HTML
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