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テポドン危機があった1994年から96年にかけて、いじめ自殺が相次いだ。いじめられっ子にとってまさにイキ地獄のような状況が生まれたようだ。この後、1997年に親父狩りという言葉が流行った。植物人間になるほどの暴行を受けたサラリーマン襲撃には確か小学生も加わっていたと思う。そして、1999年には5000万円恐喝事件、今年は7000万恐喝事件、さらに女子小学生の同級生恐喝事件まで発覚した。また、同じく1999年頃に流行ったのが生徒が教師の言う事を全く聞かず、教室が荒れ放題になる事を指す学級崩壊という言葉である。
アメリカでもいじめ自殺があったようだが、むしろ「アメリカにも」ではなく、日本社会がアメリカ化しつつあると言えるだろう。石原都知事は「自殺するならやってみろ」と言い放った。学校襲撃が何度も起こった事など見ても、体罰解禁どころかしまいに教師になる要件として武道の心得がある事、男性である事が必修になってくるのではないだろうか?
このままいけば、安部総理がテレビCMで「相次ぐいじめ自殺防止のため」と称して学校内の監視カメラ設置を訴える状況になる可能性もあるだろう。今や体制は武力でしか秩序を保てなくなっている。体罰と恐怖でしか秩序を保てない状況を持って学級崩壊というのだろう。大学紛争ならぬ小学紛争まで起こりかねない中、憲法改正発議の日は案外近いのではないか。
日本は1994年からどんどんメチャメチャになり、ぶっ壊れていった。今のいじめは歯止めが効かなくなってきており、政府はいじめ加害者の出席停止という形しか取る事が出来ない。売春、恐喝、集団暴行の低年齢化の中、自民党が出せる答えは古臭い、力に頼ったものでしかなくなりつつある。自民党には、この荒廃し切った状況に戦前のやり方以外に対応出来ないのだ。
通常、クーデターや非常事態宣言等の力に頼った対応を連発するのは、経済的に脆い第三世界が多いのだ。経済力と暴力を振るう頻度には明らかな相関関係があるように見える。日本は改憲に頼らねばならない程、そんなに脆くなってしまったのだろうか?
ひのきみ強制どころか、機動隊に守られた卒業式では面白くない。日本はアメリカの後を追うのではなく、一歩前に出なければならないのだ。
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