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□「残業代ゼロ法案、提出困難」幹事長の迫力に終戦模様 [夕刊フジ]
http://news.www.infoseek.co.jp/fuji/society/story/16fuji320070116017/
「残業代ゼロ法案、提出困難」幹事長の迫力に終戦模様 (夕刊フジ)
「残業代ゼロ法案」といわれる日本版ホワイトカラー・エグゼンプションをめぐり、政府・与党内で激しい綱引きが続いている。
先制パンチを放ったのは自民党の中川秀直幹事長。16日午前の記者会見で、「国民の理解があるのか、まだまだ十分とはいえない。不十分な状況の中で国会を乗り切るのは困難だ」と述べ、25日招集の通常国会への関連法案の提出は困難との考えを言明した。
中川氏は「(新聞などの)見出しに『残業代ゼロ』と書かれるようでは、本来の目的が十分に説明されているとは思えない。(国民への説明を)積み重ねなければならない」と述べた。
これに対し、柳沢伯夫厚労相は同日の記者会見で「われわれは提出ということで変わっていない。粛々と必要な手続きを踏んでいきたい」と語り、塩崎恭久官房長官も「まだ政府としてそういうこと(提出断念)を決めたわけではない。国民の理解が大事だ。引き続き厚労相が努力している」と法案提出に意欲を示した。
自民党内では「サラリーマンを敵にまわす法案を提出したら、統一地方選や参院選に悪影響がでる」(ベテラン議員)という声が強く、公明党も法案提出には慎重姿勢だ。柳沢−塩崎ラインはあくまで法案提出にこだわっているが、公明党が折れない限り、中川氏ら与党側の勝利に終わりそうな気配だ。
[2007年1月16日16時27分]
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