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小泉と亡国のイイジ○の厚生行政に殺された善人
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医療改革法案という、実質、あなたのことを殺してしまうような法案が
小泉内閣の時に
可決された。
実質、小泉は、厚生大臣を最長、5期も
やっている。
この間、さまざまに保険や年金というものは
「改悪」されていった。
実質、政治を行っていたのは
「亡国のイイジ○」である。
つまり「亡国の人物」によって、実質その政治によって
殺された善人が多数
いる。
以下に紹介する話は、実話である。
最後に紹介する手紙(遺書)もその人が実際に書いたものであり、
本当にあったことだ。
手書きの遺書のものは、国保崩壊という本の26ページにのっている。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4871540448/qid%3D1150218172/503-5704273-4571948
国保崩壊13ページ〜26ページより
<武田正夫さんと幸枝さんの結婚>
1992年(平成4年)http://www.nengou-wine.com/donnatosi/1992.htm
北九州 小倉市に住む 武田正夫さんと、幸枝さんは結婚をした。
<幸枝さんは整った顔立ちのかわいい女の子だった>
友人によれば幸枝さんのことを
「整った顔立ちのかわいい女の子でしたよ。
何回か二人でたずねてきて楽しそうにしてたけど、わりとおとなしい人でね。
ただ、甲状腺の病気があるということだけはきかされてたかな。」と言っている
。
※ 甲状腺 (のどぼとけ)の下方に位置する器官。
甲状腺ホルモンのほか、血中のカルシウムを下げるホルモンを分泌する
※
幸枝さんの結婚当時の1992年(平成4年)は、まだ日本が良い時代だった。
景気も良かったし、
未来に希望があった時代だった。
http://www001.upp.so-net.ne.jp/fukushi/year/1992.html
平成4年は、山形新幹線が開業し、
スタジオジブリ宮崎駿監督の「紅の豚」が上映。
http://www.aic.gr.jp/anime/ghibli/1992b.shtml
シャロンストーンの「氷の微笑」や
http://blog.ryzomic.com/?day=20050513
そして「ターミネーター2」が前年からロングランで
上映され、大ヒットしていた。
ワクワクしていた時代だった。
http://www005.upp.so-net.ne.jp/Loosiki/rank/t2.html
歌では、
バブルガムブラザーズの ウオントビーロングWON’T BE LONGが
ヒットしていた。
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=36694
そして 部屋とYシャツと私(平松愛理)がヒット。
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=37049
その歌詞は、仲良い夫婦の結婚愛を歌っていた。
<部屋とYシャツと私>
お願いがあるのよ
あなたの苗字になる私
大事に思うならば ちゃんと聞いてほしい
飲みすぎて帰っても 3日よいまでは許すけど
4日目つぶれた夜
恐れて実家に帰らないで
部屋とYシャツと私
愛するあなたのため 毎日みがいていたいから
時々 服を買ってね。 愛するあなたのため
きれいでいさせて
いつわらないでいて 女の勘はするどいもの
あなたはうそをつくとき 右の眉があがる
あなた浮気したら うちでの食事に気をつけて
私は知恵をしぼって
毒入りスープで一緒にいこう
大地をはうような あなたのいびきも歯ぎしりも
もう暗やみに一人じゃないと
安心できて すき
だけどもし 寝言で
ほかの子の名前を呼ばぬように
気に入った女の子は私と 同じ名前で呼んで
ロマンスグレーになって
冒険の人生 突然選びたくなったら
最初に相談してね
私はあなたとならどこでも大丈夫
もし私が先立てば おれも死ぬといってね
私はその言葉を胸に 天国へと旅立つわ
あなたの右のまゆ 見届けたあとで
部屋とYシャツと私
愛するあなたのため 毎日みがいていたいから
人生の記念日には 君はきれいといって
その気でいさせて
<武田正夫さんと幸枝さんは住友金属の下請け会社で働いていた>
武田正夫さんと幸枝さんは、
住友金属の下請け会社に勤務していた。結婚後は
その会社の社宅で暮らしていた。
<1998年に、会社が倒産>
ところが、1998年の暮れ、結婚生活6年目
http://www001.upp.so-net.ne.jp/fukushi/year/1998.html
住友金属のリストラのあおりをうけて
正夫さんの勤めていた会社が倒産してしまう。
二人が住んでいた社宅は競売に出され
二人はその日の暮らしにも困るようになっていった。
<竹中平蔵主導の橋本内閣の改革の悪影響の為に倒産続出>
この1998年というのは橋本内閣が6大改革を行い、
金融ビッグバンという愚行を行い、大会社が次から次へと
倒産した年であった。
猪瀬直樹の「日本国の研究」が代議士に読まれ、
その内容が
政治に反映された年でもある。
いわば、外資の要求に屈し、日本国民を殺す「小泉構造改革」
のさきがけとなるものであった。
生活費は二人でともにアルバイトをして稼ぎ出していた。
だが大きな問題は保険証だった。
<年間40万円の保険料>
それまで会社勤めをしていた正夫さんが、新しく健康保険に加入しようとすると
やはり前年度の収入を基準に保険料が算出される。
二人に課せられることになった保険料額は、年間40数万円。
その金額は、新しいマンションの賃貸料や車のローンなどをかかえながら
アルバイト生活をする
二人にすれば容易に支払えるものではなかった。
正夫さんはその金額を知ったとき「目の前が真っ暗になった」
と友人に語っていたという。
<幸枝さんにとって大変な事態>
持病のある幸枝さんにとって
継続的な医療を受けられないとなれば
大変な事態になるのは明らかだった。
幸枝さんは病気をもっている身だったので長い時間働けない。
そのため正夫さんのアルバイト代だけが頼りとなれば、生活するだけで精一杯だ
った。
<保険証を入手して生きていくために泣く泣く離婚>
困りはてた二人が考え出した結論は
なんと離婚だった。
国民健康保険証は世帯ごとに交付される。
もし離婚して一人だけの世帯となれば、
幸枝さんに、正夫さんとは全く別に
新たな健康保険証が交付されることになる。
つまり前年度の収入が低い幸枝さんに、
低い保険料で国民保険証が交付され
医療が受ける道が開かれて
救われるかもしれないと
思ったからだった。
<保険証がほしいために離婚する愛し合っていた夫婦>
好きあって一緒になったのだから離婚する気なんて全くなかった。
しかし、保険証を手にいれて死をまぬかれるために
愛する二人は
泣く泣く離婚を選択せざるを得なかった。
離婚をすることは、幸枝さんは 「いやだ いやだ」と泣いていやがっていたと
いう。
そして、幸枝さんは
新たな念願の健康保険証を手にいれた。
が、それまで約一年間
通院を中断し、自らもアルバイトをし、体を酷使していた。
そのため、ますます病状は悪化していた。
新たに算出された
国民健康保険料は3万1220円だった。
<本当は支払わなくて良い2年前の保険料を、
北九州市に言われて誓約書を書かされ支払い義務を負う>
しかし、そのときに、すでに2年すぎれば無効で支払い免除に
なっていたはずの保険料を、北九州市役所の
職員に、「誓約書を書いて支払ってください」と言われることになる。
<構造改革モデルの北九州市の行政の犠牲になる>
彼女は本来、支払う義務はもうなかったのだが、
例外として、「誓約書を書いた人は、
過去の免除対象のものでも、支払い義務が
発生する」という仕組みが新たに導入されていた。
<何も知らないで誓約書を書かされた彼女>
彼女は何も知らなかったらしく
「2年以上すぎても支払うように」誓約書を北九州市役所員に書かされている。
この際、北九州市の市役所員は、「2年前の保険料については、支払い義務は無
効になります」
とは一切説明をしなかったのだろう。
<彼女は、9千円だけの保険料を支払ったが後は無理になってしまった>
結局、彼女は9千円だけを支払ったがそのあとの分割支払いは
できなかった。
<北九州市とは構造改革特別区モデル>
北九州市は、この後に、小泉構造改革特区の募集で
全国でも構造改革特区一番乗りをしたところで、
小泉構造改革のもとで、失業などで困りきっている市民に対して情け容赦なく
国民健康保険料を徴収し、
すこしでも払うのが遅いとちゅうちょせずに保険証を
とりあげる「モデル市」となった。
この特別区でうまくいったことは
すみやかに全国に広げるようにせよと米国から強い圧力が
かかっている。
<市民を死に追いやる北九州市役所>
結局、幸枝さんは
のちに小泉構造改革のモデル特区となる北九州市の市役所によって
支払い期限を無期に延長される誓約書を書かされ、
支払うことができなかったために
<保険証を取り上げられ窓口で10割負担に>
保険証をとりあげられ、窓口で10割の負担を支払うようにされた。
その後、この支払い負担が過重すぎて、
幸枝さんは誰にも自分の重病を言わず、
診療も受けず
我慢しながら、
毎日を過ごす。
そしてついに2001年3月30日に自宅で動けなくなり、
救急車で入院し、
わずか3日後の2001年4月2日に
息を引き取る。
まだ32歳の若さだった。
<全身が病気>
病名は
バセドウ氏病
糖尿病
胃潰瘍
肺炎
全身出血
死因は
衰弱死だった。
文字どうり全身がぼろぼろだった。
幸枝さんの死後、
家の中を泣きながら整理していた正夫さんは
幸枝さんがつけていた
家計簿のなかに一枚の紙片がはさまれている
のに気づいた。
そこには死の直前に書かれたらしくこう書かれていた。
<正夫さんへ幸枝さんからの手紙>
正夫様
いつも具合がわるくてごめんなさい。
正夫ちゃんには
いつも
迷惑ばっかり
かけて
ごめんなさい。
今の幸枝の体は、
いままでで一番つらい状態です。
自分では
どーしようもないくらいです。
だから
インスリンうちました。
もし、
正夫ちゃんが、
かえってきて
幸枝がへんに
なっていても
もう
あわてないでください。
はっきりいって
こんな風なら
「死んだほうが楽かも」
と思っています。
結局
迷惑かけっぱなしでごめんなさい。
いつまでたっても
元気にはなれないし
正夫ちゃんには
もうこれ以上
めいわく
かけたくないの。
何もしてやれん。
病院にも行けない。
手術もできない。
普通に
元気にでいいのに。
何で
うまくいかんのやろうね
注射打っても
いき続けて
私っていったい何者?
人間じゃないよ
これからの長い人生
ずっとこのままじゃ
気が狂うよ。
どんたく
楽しかったよ。
ありがとう。
私の出会った人の中で
あなたが
一番
いい男でした。
幸枝さんが最後にみた
どんたくとは福岡のお祭りのことである。
彼女が死んだのが4月2日で
どんたくが例年5月3、4日ぐらいにやるから
彼女は約1年前の祭りのことを
「どんたく たのしかったよ ありがとう」
といっていたのだろう。
以上は実話である。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4871540448/qid%3D1150218172/503-5704273-4571948
「国保崩壊」26ページより
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