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東京湾口道路【通信用語の基礎知識】
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投稿者 そのまんま西 日時 2007 年 8 月 26 日 20:39:52: sypgvaaYz82Hc
東京湾口道路【通信用語の基礎知識】
辞書:国土用語の基礎知識 高速道路名・関東編 (EWHT)
読み:とうきょう・わんこう・どうろ
品詞:固有名詞
一般国道16号東京湾口道路。東京湾口部分を横断し、神奈川県横須賀市から千葉県富津市を結ぶという構想路線(妄想路線)。橋梁案とトンネル案があり、第二アクアラインとも呼ばれる。延長約17km。
実地調査は1962(昭和37)年に始まり、1998(平成10)年3月には全国総合開発計画に盛り込まれた。この夢の道路は横須賀市歌にも唄われている程である。
しかし、先に開通した東京湾アクアラインの利用状況が予定を大幅に下回り採算が取れていない極超大赤字という現状があるのみならず、この道路も需要がないのは確実で、経済効果も薄く、建設計画の見直しが迫られているのは言うまでもない。
にもかかわらず未だこの計画は消滅していない。東京湾アクアライン程度では全く懲りないらしい。
万が一この道路が作られたら、東京湾アクアラインが "千葉プール" に取り込まれたのと同様、極超大赤字を埋めるために "横浜プール" に取り込まれることは間違いなく、横浜新道や第三京浜は、値上げされることはあっても無料開放される日は永久に来なくなることだろう。
関連するリンク
湾口Web 東京湾口道路
東京湾口道路関連ページ
道路の所属
国道16号
横浜プール
関連する道路
東京湾アクアライン
http://www.wdic.org/w/GEO/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E6%B9%BE%E5%8F%A3%E9%81%93%E8%B7%AF
東京湾口道路【湾口Web】
「東京湾口道路」とはどんな道路ですか?
構想について紹介してください。
東京湾口道路とは、東京湾の入り口にある「浦賀水道」を横断して神奈川県横須賀市と千葉県富津市を結ぶ、延長約17kmの海峡横断道路です。
この浦賀水道は、古くから西国と東国を結ぶ"海の道"として古東海道の一部を担い、人びとの交流や物流が活発に行なわれるとともに、政治や経済の面でも極めて重要な役割を果たしてきた歴史的な背景があります。現在でもフェリーが行き来し、交流が続いています。
ここが道路で結ばれることで、三浦半島と房総半島の両地域の交流が活発となり、それぞれの地域のもつ特性が活かされ発展が期待されます。
(8)「えっウソ!房総半島と三浦半島の間に大橋だって…」【JANJAN】
特集 > 「これはもう政治家・官僚による詐欺、収奪だ」2003/11/07
利子さえも返せないほどの巨額赤字を抱える本四連絡橋でさえ可愛く思えてくる壮大なムダ事業が、現在進められている。
三浦半島(久里浜あたり)と房総半島(富津あたり)を結ぶ東京湾口道路(橋)計画のことである。東京湾口道路(橋)は、淡路島と本州を結ぶ明石大橋の倍もある「超巨大橋」だ。
この計画、総事業費がアクアラインの2倍はかかるというしろもの。アクアラインは、予定された交通量の半分しかなく、料金値下げにも係わらず毎日1億円の赤字を出す路線だ。そのうえ、東京湾口道路(橋)を架けてどういう結果になるかは、おのずと明らかである。狂気の沙汰としか言いようがない。
国民にとっては「いつ、だれがこんな橋を架けてくれと頼んだんだ!」と言いたくなる計画だ。だが、こんな計画があること自体知らない人のほうが多いはずだ。国土交通省の2004年度概算要求資料によれば、この東京湾口道路の調査費はちゃんとついているのだ。
東京湾口道路計画は、橋本内閣当時の1997年12月の5全総(第5次全国総合開発計画)で閣議決定された。5全総では、本州四国連絡橋の失敗にも懲りず、伊勢湾口道路、紀淡海峡道路、豊予海峡道路、関門海峡道路、島原・天草・長島架橋も同計画に含まれている。さらに、候補地の決定が先送りされている首都機能移転も入っている。壮大なムダのオンパレードだ。
全総計画は、旧国土庁の国土審議会で財界のシンクタンクや政府の調査機関などの案を持ち寄って議論し、政府が閣議決定して、具体化が始まる。現在問題となっている1万4000`の高速道路網建設計画は、87年の4全総で決定されたもの。
それを受け、国土開発幹線道審議会(旧国幹審は、内閣総理大臣以下建設・運輸・自治など関係閣僚と与野党国会議員、業界代表、有識者などで構成)が当面の計画を決定する。その距離は現在9342kmある。政治家が地元民に「キュー・サン・ヨン・ニ(9342km)は必ず(高速道路を)通しますから」と呪文のように繰り返すのは、これが根拠なのである。
大臣が道路公団などに対して施工命令を発し、公団が予算化し、工事が始まっていく。この公団の予算も大臣認可予算で国会の議決を必要としない。公団役員も旧建設省などからの天下りだ。
簡単に言うと、ほとんど政府の審議会で議論・決定されていき、国民の知らない間にことが運べる算段となっている。だから、計画段階から施工段階まで政治家の介入が容易に行えるのだ。現在の高速道路計画破産の元凶でもある全国一律料金プール制も72年田中角栄内閣当時、法律を改正することなく、政令だけで導入された。
族議員、官僚、業者の都合だけで、巨額事業が決められていくシステムを壊さない限り、確実に財政は破綻するだろう。
(堤和馬・JanJan特別取材班)
◇
堤和馬: 元特殊法人労連事務局長/ジャーナリスト
http://www.news.janjan.jp/special/0311/0311068362/1.php