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憲法問題は最大の問題である。まだ、国民は事の重大さの認識が足りない。
http://www.asyura2.com/07/idletalk23/msg/101.html
投稿者 考察者K 日時 2007 年 3 月 17 日 07:37:21: JjkI8nWTpj0po
ここは、雑談板から憲法板に変わる可能性もあるので投稿を見合わせていたが、後手後手に回ると「手遅れ」になるかもしれないので記しておきたい。
「憲法問題」は日本国民にとって、最大の問題だからである。
現日本国憲法が「変わったって」たいした事ではない。と多くの人が思っているだろう。
「戦争のできる普通の国」になったって、戦うのは防衛省「俺には関係ないよ」と考えている人も多いだろう。
「徴兵令?左派は警戒のしすぎだよ」と思っている人は相当な人数だろう。
はっきり言う「現憲法」は「国の暴走を阻止するための最高法規」である。
過去に侵略の歴史を持つ「日本」が再び同じ過ちを繰り返さないように作られた「世界遺産」とも言われる「国家権力に対する足枷」なのである。
だから、歴代与党の自民党は「目の上のタンコブ」と考え、「自分らの政治をしやすくするために党是として憲法改正を目指している」のである。
仮に改正(改悪)されれば「国民の権利である最低限の文化的生活」だってどうなるか分からない。
これは「貧乏人は麦を食え」と言った大蔵大臣の発言の時からの「与党議員の本音」であり、「貧乏人になった事が自己責任」「田舎に住んでいる事が自己責任」「権力サイドに組しない生き方が自己責任」という理論の下に「少数意見(権力の足枷となる)」を切り捨てられる憲法になる可能性もあるのである。
安倍総理の理念は「美しい国」である。
その基準は「安倍氏の目(=権力サイド)から見た目で美しい」である。
極端に言えば「権力に誰も逆らわず、上意下達で全ての国民が整然と行進する」という「美しい国」を現総理は掲げているのである。
これは、逆に言えば「国家権力に不平・不満をぶつけて来る者は美しくない=悪」という理論になる。
ここまで書けば、少し頭の働く人なら「事の重大さ」を理解するだろう。
憲法改悪には「不満分子が弾圧できる憲法」にするという目的がある。
つまり「戦争のできる普通の国」というのは「戦争に反対する者を非国民と認定し、人権を剥奪できる国」と云うことである。
過去、自民党の行ってきた政策は「様々な部分で違憲」という判断がされ、自民党は苦しんできただろう。「違憲は分かっている。問題はいかにして国民の目を誤魔化すかだ」という点にエネルギーが消耗したと云う事も多かっただろう。
その積み重ねが「今日の憲法改正」である。
「経年疲労」とか「自主憲法ではない」などというのは、嘘っぱちの「口実」である。
権力は「足枷を外して暴走できる体制を作りたい」のである。
「足手まといの国民は切り捨てられるようにしたい」のである。
「反政府的な輩を堂々と弾圧できるようにしたい」のである。
「格差社会は問題だ、などと言われる元になっている憲法を言われない憲法に変えたい」のである。
この重大さを良く考えてほしい。
阿修羅が「反政府的」だと権力が考えたら、アッサリと抹殺できる権力になろうとして「憲法改正」は目論まれてきたのである。