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私はオバマの方がマシだと思います。
http://www.asyura2.com/07/qa2/msg/258.html
投稿者 ワヤクチャ 日時 2008 年 7 月 02 日 12:25:26: YdRawkln5F9XQ
 

(回答先: 少しでも違いがあるのかを具体的に、、、 私には 歴然としています。 投稿者 memento mori 日時 2008 年 7 月 02 日 11:01:00)

初心者が素朴に考えるであろう様々な質問をこの板で考える事が初心者に対するオリエンテーションになると考えます。又、常連の間でも基本認識が色々と違っていると思います。

米大統領選:マケイン氏とオバマ氏、2候補の政策比較
http://mainichi.jp/select/world/presidential/archive/news/2008/06/20080607ddm007030076000c.html

 ジョン・マケイン上院議員(共和党)とバラク・オバマ上院議員(民主党)の対決構図が確定した11月の米大統領本選。最大の焦点は国際社会に大きな影響を与える外交政策だ。イラク戦争をはじめ違いが際立つ両氏の主張をまとめた。【ワシントン小松健一、及川正也】

 ◆外交手法

 ◇軍事含め圧力−−マケイン氏/敵対国と対話−−オバマ氏
 マケイン、オバマ両氏とも米国の威信回復で一致するが、その手法は「圧力」と「対話」で両極だ。

 海軍出身で「ベトナム戦争の英雄」のマケイン氏はテロ対策を重視し、敵対国には強硬姿勢であたる立場だ。ただ「軍事力だけでは世界を指導できない」とも考えており、「同盟国の意思を尊重する」と単独行動主義を排する。

 オバマ氏は「敵と話すことができるのが強い大統領だ」と敵対国との直接交渉を掲げる。キューバ危機後、ソ連と交渉したケネディ大統領がモデルだ。国際社会の協力を基軸とし「米国が変わったと世界に思われることが重要」と訴える。

 マケイン氏はオバマ外交を「認識が甘い」と指摘、軍歴がないことも批判している。オバマ氏は軍事オプションを誘発する恐れがあるとして、マケイン氏の強硬路線を批判。「ブッシュ政権を継承した政策」と応戦する。

 ◇イラク・イランで違い鮮明
 外交政策を規定する安全保障の考え方の違いは、対イラク政策に顕著に表れている。

 オバマ氏は大統領就任後、直ちに駐留米軍撤退に着手し、16カ月以内に段階的撤退を完了させる方針だ。イラクの治安確保のため、(1)国連を中心とした宗派間、民族間の和解支援(2)イラン、シリアを含めた中東諸国の安定化とテロ組織の孤立化に向けた外交強化−−という道筋を描く。

 イラン、シリアの影響力増大は、イラク戦争とこれに伴う米国の威信低下が引き金となったと見るオバマ氏にとって、米軍撤退と米国に敵対的な「ならず者国家」との対話外交は不可分の対イラク政策といえる。この対話外交は対北朝鮮政策にも共通する。直接対話を避けたから核実験、核兵器保有を招いたとの論法だ。この点では、ブッシュ政権の米朝協議に一定の評価を示している。

 一方、「米軍のイラク駐留は100年続くかもしれない」とも語ったマケイン氏は、5月15日の演説で「(次期大統領任期中の)13年までにイラクのテロを根絶し、大部分の米兵を帰国させたい」と述べた。一定のメドを提示することで「3期目のブッシュ政権」との批判をかわす狙いもあるが、イラクの安定に米軍の関与が必要との認識は変わらない。

 マケイン氏は「ならず者国家」との対話には厳しい批判を展開する。世界の不安定要因となったイラン、北朝鮮の核問題に対しては、同盟国との協調を緊密にして外交圧力を形成していくという手法である。

 ただ、オバマ氏は民主党候補確定後、対イラン政策について「軍事オプションを排除しない攻撃的な交渉」(今月4日の演説)と強気の姿勢を見せ始め、マケイン氏は北朝鮮に譲歩を重ねてきた米朝協議への批判を強めている。いずれもブッシュ政権との違いをアピールする狙いがあるとみられ、大統領本選に向け両氏が今後、政策の軌道修正を行う可能性もある。

 ◆アジア

 ◇地域的枠組みを−−オバマ氏/日米機軸を重視−−マケイン氏
 マケイン、オバマ両氏とも日米同盟の重要性を共有している点で変わりはない。ただ、アジア外交で同盟国優先の立場を貫くマケイン氏に対し、オバマ氏は中国を抱き込んだ安保体制構築を掲げるなど、温度差がある。

 オバマ氏は07年4月、当時の安倍晋三首相訪米前に上院で演説。日米同盟を「戦後の偉大な成功例」「日本がアジアの安定と安全確保を果たすための中核」と位置付け、自衛隊の役割拡大を「普通の国としての印」と歓迎した。

 対日政策立案の中心はクリントン前政権時の国防総省日本部長で米中関係にも精通しているデレク・ミッチェル氏ら。中国を「競争相手」とする一方、「協力拡大を目指す」と基本的には協調路線だ。

 昨年は中国の台頭を踏まえ、北朝鮮核問題の6カ国協議をベースとした「より実効的な地域的枠組み」を提唱。日本に「歴史に配慮すれば、アジアの将来をリードできる」と歴史問題の解決も迫った。

 一方、マケイン氏は「グローバルパワーとしての日本の台頭を歓迎する」と、オバマ氏より踏み込んだ表現で日米基軸を打ち出している。日本の指導力向上によって日米同盟も強固になる、というのが基本スタンスだ。

 マケイン陣営には、ブッシュ政権の対日政策の中心だったアーミテージ元国務副長官ら知日派が多い。マケイン氏は日本人拉致問題も重視する考えを示しており、ブッシュ政権の対日重視路線が継承される。

 ◆ブレーン

 ◇現実派の意向くみ軍縮も−−マケイン氏/「核」不使用発言、注意受け−−オバマ氏
 マケイン氏のブレーンには、スコウクロフト元国家安全保障問題担当大統領補佐官やアーミテージ元国務副長官ら現実路線派と、ロバート・ケーガン氏らネオコン(新保守主義者)が共存している。

 陣営内の綱引きもあり、もともとロシアを非民主的として主要国首脳会議(G8)から排除するよう主張していたが、最近、核軍縮交渉を開始すると表明したのは現実派の意向と言われている。ユダヤ系で00年大統領選の民主党副大統領候補だったリーバーマン上院議員(無所属)は側近で国務長官候補とも言われる。

 一方、オバマ氏の外交ブレーンはクリントン前政権のレーク元国家安全保障問題担当補佐官、ダンジグ元海軍長官ら。カーター政権時代のブレジンスキー元国家安全保障問題担当補佐官も後押ししている。

 「ワシントンに新風を吹き込む」というのが外交政策の発想。だが、核兵器の不使用発言などには外交ブレーンが注意を喚起。敵対国との直接交渉方針も「入念な準備をしてから」と当初からは後退している。

毎日新聞 2008年6月7日 東京朝刊

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