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gataro も事件支援していたので、通称「オヤジ狩り事件」で補導された少年が「無罪」を勝ち取ったことはとてもうれしい。記事だけでは審理の経過がわかりにくいので、国民救援会機関誌「救援新聞(2007年06月05日号)」から「大阪地裁所長オヤジ狩り事件/不当決定差し戻す/大阪高裁 少年の訴え認める」を転載しておこう。
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http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20071217-296600.html
大阪地裁所長へ強盗致傷の少年に「無罪」
2004年に大阪地裁所長が路上強盗に遭った事件で、強盗致傷の非行事実に問われたアルバイト少年(18)の差し戻し審判で、大阪家裁(大西良孝裁判長)は17日、「非行の証明がない」として刑事事件の無罪に当たる不処分を決定した。
この事件では5人が逮捕、補導されたが「無罪」の判断は3人目。家裁は、06年3月に出した中等少年院送致の処分を覆した形になった。
ことし5月の大阪高裁決定は「重大な事実を誤認した疑いがある」として家裁の「有罪」認定を覆し、審理を差し戻した。この日の決定で大西裁判長は「少年が共犯者らとともに所長を襲撃した証拠はない」とした。検察側が申請していた証拠申請はいずれも採用しなかった。
少年らは04年2月16日夜、大阪市住吉区の路上で帰宅途中の当時、大阪地裁所長だった鳥越健治判事(退官)を襲って骨盤骨折の重傷を負わせ、現金約6万3000円を奪ったとして、その後逮捕、補導された。
[2007年12月17日16時43分]
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大阪地裁所長オヤジ狩り事件
不当決定差し戻す
大阪高裁 少年の訴え認める
2004年、大阪市住吉区の路上で、当時の大阪地裁所長が4人の若者グループに襲われ重症を負い、現金を奪われました。この大阪地裁所長オヤジ狩り事件で、少年3人と成人2人の5人が犯人とされました。
この事件では、2人の成人(岡本太志さんと藤本敦史さん)が昨年3月、一審で無罪判決を勝ちとりました(これに対し検察が控訴)。
他方、少年3人のうち1人の少年について昨年3月、大阪家裁が犯人であるとして少年院送致の不当な決定を出したため、大阪高裁に抗告を申し立てていました。この抗告を受け、大阪高裁(若原正樹裁判長)は5月14日、2人の成人の無罪判決の根拠にもなった、事件現場を映した防犯ビデオの映像や当時のメールの履歴など客観的証拠を重視し、少年を犯人とした家裁の決定には「重大な事実誤認の疑いがある」として、審理を家裁に差し戻す決定を出しました。
6月15日には、岡本さんと藤本さんの控訴審の第1回公判が大阪高裁で開かれます。両人をはじめ5人の「無罪」を勝ちとるために、全国からの支援をお願いします。
救援新聞2007年6月5日号(1537号)
http://ikeponnews.exblog.jp/5698343/
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兵庫県の国民救援会は「オヤジ狩り事件」の真相報告会を、戸谷茂樹弁護団長と成人被告の一人である藤本さんの姉・浜谷恵さんを招いて、10月27日に開いた。戸谷弁護士は被告たちの無罪を確信しているが、最後まで油断することなく真相の訴えや署名活動に取り組もうと呼びかけた。
成人被告の岡本さん、藤本さんの高裁公判最終弁論は明日(12月18日)。
この事件の被害者である元大阪地裁所長自身が、藤本さん(183cm)を見て「犯人の中にこんな大きな男はいなかった」という意味の証言をしているのに、その証言が何ら生かされていない。それだけでも、この事件の捜査がいかに杜撰(ずさん)であるかが分かろうというもの。