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借金問題で募る憎悪? 縁切りたかった容疑者 坂出事件(朝日新聞)
http://www.asyura2.com/07/nihon27/msg/578.html
投稿者 シジミ 日時 2007 年 11 月 30 日 23:42:01: eWn45SEFYZ1R.
 

(回答先: 坂出港沖で祖母?の携帯電話見つかる 坂出事件(朝日新聞) 投稿者 シジミ 日時 2007 年 11 月 30 日 23:39:56)

http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200711300062.html

2007年11月30日

 香川県坂出市のパート従業員、三浦啓子さん(58)と孫の姉妹が遺体で見つかった事件は、死体遺棄容疑で逮捕された無職、川崎政則容疑者(61)と、義姉の三浦さんとの金銭トラブルが引き金になったとされる。複数の親族が朝日新聞の取材に応じ、同容疑者が事件前、借金をめぐって三浦さんへの憎悪を一方的に募らせていった事情について証言した。積み重なった身内同士のいさかいが、凶行につながったのだろうか。

 親族らによると、一連のトラブルの当事者は、三浦さんの実妹で今年4月にがんで死去した川崎容疑者の妻(当時54)だった。妻は長年、三浦さんから金の無心を受け、借金の保証人にもなっていた。血縁を頼みにした相次ぐ申し出に悩んでいた時期もあったという。

 三浦さんは約20年前、当時の夫と坂出市内でうどん屋を始めたが、採算が合わずに間もなく閉店。開業資金の融資の連帯保証人になっていた妻が、三浦さんの代わりに返済していた。数年前には、妻が川崎容疑者に隠れて200万円を三浦さんに貸した、と聞いた親族もいる。

 川崎容疑者夫妻は、一緒に市内のパン製造工場で働いていたが、暮らしぶりは楽ではなかったとみられる。同容疑者はクレジットカードを極力使わないなど、金銭面に厳しく、借金も嫌いだったという。

 三浦さんの借金を取り立てるため、男が自宅を訪ねてきたこともあった。妻が三浦さんからの依頼を安請け合いしたことを知った川崎容疑者が「人生が狂ったのはお前のせいだ」と、暴力を振るうこともしばしばだったとされる。

 今年に入り、妻の病状が悪化してからもトラブルは続いた。入院していた病院に三浦さんが何度も訪ね、「面倒は私がみるけん」と看病を始めた。それまでは金の工面を頼んでいたことから家族に遠慮がちだった態度が、急に横柄になったとして、川崎容疑者が不快感を募らせる場面が増えていったという。

 妻が亡くなると、三浦さんは「私に頼りなや」と言って、妻の実家に度々出入りした。川崎容疑者は「(実家には)もう近寄れんな」「かかわりを持つな」などと家族に話し、縁を切りたがっていたという。三浦さんは妻の葬儀の席で「妹の借金はすべて返した」と周囲に話したといい、同容疑者は「これでつき合いが終わる」と漏らした。

 だが、その後も借金はまとわりついた。親族の男性は妻の葬儀後、たんすから妻名義の借用書が見つかり、失望する川崎容疑者の姿を見た。別の親族は、同容疑者が少しずつ返済を続けていた、と証言する。

 今月上旬、川崎容疑者は妻の納骨を終えると、「これからは自由に生きたい」と家族に告げ、事件2日後の18日から連絡が取れなくなった。親族の一人は「納骨を待って犯行に及んだのだろうか。それにしても、殺すほどの理由は思い当たらない」と振り返った。

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