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資金洗浄事件 ナイジェリア人ら再逮捕 組織犯罪処罰法を初適用
(東京新聞)2007年11月27日 夕刊
海外の犯罪収益を資金洗浄する目的とみられる銀行口座が国内に開設されていた事件で、埼玉県警国際捜査課と所沢署は二十七日、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益の隠匿)の疑いで、同県蕨市錦町六、ナイジェリア国籍で飲食店経営アサボー・フェリックス・スティーブ(41)と、同県所沢市東所沢一、トラック運転手磯野敬一(32)の両被告=いずれも詐欺罪で起訴=を再逮捕した。
同課によると、海外の犯罪収益が日本で資金洗浄された事件で、同法が適用されるのは初めて。
調べでは、二人は昨年三月、知人の会社員村田望被告(29)=詐欺罪で起訴=が同県ふじみ野市に開設した銀行口座に、遺産相続に関する税金をめぐる詐欺に遭った米国人の六十代の男性が振り込んだ約二千百万円について、銀行からの問い合わせに「車の部品の販売代金だ」とうそを言い、犯罪収益を隠した疑い。
米国人男性は、南アフリカ共和国から出された「親せきが鉱山投資の遺産として十七億円を残した。35%を相続できる」などとする手紙を受け、相手側と数回メールなどで連絡を取った後、「相続に関する税金が必要。換金して振り込んでほしい」と求められ、小切手を受け取った。男性は換金して同口座に振り込んだが、その後、小切手は偽造と判明した。
アサボー容疑者は海外のナイジェリア人からの依頼で、磯野容疑者らを使って日本国内に架空の法人名の口座を開設したり、入金のたびに金を引き出していた。二人は容疑を認めており、磯野容疑者は「口座開設の際、チェックの甘い銀行があった」と供述していたという。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2007112702067810.html