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授産施設に通う知的障害者の安永健太さん(25)=佐賀市木原=が5人の警察官に取り押さえられ急死した問題で、警察官が安永さんを押さえる際に殴るなどしたという目撃証言を県警が把握していたことが5日分かった。県警は、これまで真相解明を求め続ける遺族に対し、「殴った事実はない」と説明していた。
遺族の話では、これまで複数の目撃証言が寄せられており、警察官が安永さんを殴ったという証言も直接得た。うち1人は女子高生で、当時、現場そばの飲食店の窓越しから、友人と一緒に一部始終を目撃。警察官が抵抗する安永さんを押さえる際、背中や胸を数回、殴ったという。
女子高生2人は直後に飲食店内で警察官から事情を聴かれ、見たことを話したという。しかし、県警側は「供述調書には殴ったという証言は記載されていない」とし、双方の内容は矛盾していた。
これについて県警は、あらためて現場にいた警察官に事情を聴取。「女子高生2人に話を聞くとき、1人が『男の人が暴れていたけど、警察官も殴っていた』と言った。その後、調書を取るため、別々に詳細を聞いたところ、殴ったという証言は出てこなかった」と説明する。「警察官は確度の低い情報と判断し、隠す意図はなかったようだ」としている。
遺族は安永さんの遺体に複数の打撲・擦過傷があったことから、県警に暴行を加えた事実がなかったかなど詳しい説明を求めていた。県授産施設協議会も同様の質問状を提出したが、県警は一貫して「警察官が殴打したした事実はない」と否定してきた。
県警は「なぜ証言が記載されなかったのか、現在調査と検証を進めている」としている。
この問題をめぐっては、現在佐賀地検が警察官や目撃者への聞き取りや、司法解剖による死因の特定を進めている。
11月06日更新