★阿修羅♪ > 日本の事件27 > 473.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
宗教法人に集団暴行容疑 長野『紀元会』 会員死亡で捜索(東京新聞)
2007年10月15日 夕刊
長野県小諸市ですし店経営の女性が家族四人に暴行を受けて死亡したとされた事件があり、その後、一家が入会していた宗教法人紀元会(舟橋元博代表役員)の会員らによる集団暴行の疑いが強まったとして、県警捜査一課と小諸署などは十五日、同署に捜査本部を設置し、傷害致死容疑で同市にある法人の本部施設を捜索した。十代半ばから八十代までの女二十一人の逮捕状を取っており、容疑が固まり次第、逮捕する方針。
死亡したのは小諸市荒町の奥野元子さん(63)。先月二十五日未明、奥野さんが運ばれた市内の病院から「搬送された女性が死亡した。体に殴られたようなあとがある」と通報があった。
小諸署は、同居する家族が「自宅兼店舗で全員で暴行した」と供述したため傷害の疑いで夫奥野和宏(35)、長女森久里子(37)、二女森美智子(26)、二女の夫池勇治(30)の四容疑者を逮捕。奥野さんの死因が全身打撲と判明し、容疑を傷害致死に切り替え送検した。しかし、送検後の取り調べで四人の供述が一致しないため、追及したところ暴行現場は紀元会の本部施設だったと認めた。同署などは今月五日、証拠隠滅の疑いで美智子、池の両容疑者を再逮捕していた。二人は「(同会に)迷惑を掛けたくなかった。自分たちで相談して決めた」と話しているという。
捜査本部などの調べでは、奥野さんは九月二十五日未明、紀元会の本部施設に女性会員が多く集まった席で、会合への出席などをめぐって複数の会員たちから集団で暴行を受けたとみられる。
捜索には、法人施設の三カ所に百二十人の捜査員を動員。紀元会幹部を含む会員十数人に任意同行を求め、暴行の経緯などを詳しく調べている。
<メモ>紀元会 1970年10月設立の宗教法人で、本部は長野県小諸市。文化庁によると、「日之本大神」を主神とし、日本神道に従って祭祀(さいし)を行い、神道を信奉する者を育成するなどとしている。96年9月、2県以上にまたがって活動する宗教法人として、管轄が長野県から文部科学省になった。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2007101502056498.html