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国税差し押さえ逃れで逮捕 銀座のクラブ経営者ら4人【中日新聞】
2007年7月11日 13時45分
東京地検特捜部は11日、国税滞納による差し押さえを免れるために資産を隠したとして、国税徴収法違反容疑で、東京都中央区の飲食店経営鈴木健一容疑者(37)と妻の佐奈江容疑者(35)ら計4人を逮捕した。
調べでは、鈴木容疑者は東京・銀座でクラブを経営し、所得税など約3400万円を滞納。差し押さえから逃れようと共謀し、昨年4月から7月にかけ、預金を1200万円の小切手にして保管。
佐奈江容疑者の親族の野沢由紀容疑者(36)や友人の高橋奈穂子容疑者(35)らに対し、それぞれ自分の小切手と装って換金して野沢容疑者らの口座に移すよう依頼し、財産を隠した疑い。
野沢容疑者らは、国税徴収官に対し「小切手は、鈴木容疑者とは別の知り合いに貸していた金だった」などとうそをついていたという。
鈴木容疑者について特捜部は、2002年から04年までの所得約1億4200万円を隠し、約4300万円を脱税したとして所得税法違反容疑でも逮捕した。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007071101000358.html