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□<京都3兄妹殺害>父親「働いても報われぬ 嫌になった」 [毎日新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070709-00000044-mai-soci
<京都3兄妹殺害>父親「働いても報われぬ 嫌になった」
7月9日12時53分配信 毎日新聞
京都市伏見区の民家で3兄妹が絞殺された事件で、睡眠薬を飲んで自殺を図った父親の尾子(おおじ)光明容疑者(42)=殺人容疑で逮捕=が京都府警の調べに対し、「まじめに働いても報われない世の中が嫌になった」と供述していることが分かった。96年にマイホームを新築。「幸せそう」と近所でも評判だったが、その裏には金銭的に追いつめられた尾子容疑者がいた。事件発生から9日で1週間。府警は将来を悲観した無理心中とみて、さらに動機を追及している。
府警の調べや近所の人の話では、尾子容疑者は妻(39)と中高生の子ども3人、母(72)の6人家族。母は近くの飲食店に約20年勤め、人づきあいのよい「名物おかみ」だった。女手一つで尾子容疑者を育て、自宅(軽量鉄骨2階建て)の土地も購入。05年に完済した新築時のローン数千万円も肩代わりしたとみられる。
一方、尾子容疑者は高校卒業後、職を転々。知人らは「おとなしく、町内の会合にも出席しない」「仕事相手と意見が合わないと、すぐに仕事を放り出した」と言う。室内装飾業に就いていた時には「一回の仕事で何十万円も手に入る」と語ったこともあるが、3年以上前から、母が嫁に内緒で毎月30万円を渡すようになっていた。
勤務先を偽り、妻に「給料」を渡していた尾子容疑者。「6月分はもらわなかった」(供述)ことが、「幸せな間に(子どもを)いかせてやりたい」という同月中旬の日付の遺書につながったのか。今月2日午前2時、睡眠薬を飲ませた子どもの首を、ひもで次々に絞めた。ひもは4月上旬、首をつって死のうと伏見区内のホームセンターで購入したものだった。
「(末っ子の)長女(13)を最後にした。一番短い時間しか生きていないから、一番最後まで生かしておきたかった」。尾子容疑者の供述について、ある捜査員は「思いつめてしまうようなまじめすぎる性格だが、常識外れ」と評し、別の捜査員は「自分を『負け組』と感じているようだ」と話す。だが、なぜ子どもを道連れに考えたのか。その答えは捜査員にもはっきりとは見えていない。【熊谷豪、椋田佳代】
最終更新:7月9日13時22分
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http://www.asyura2.com/07/nihon26/msg/326.html
投稿者 white 日時 2007 年 7 月 02 日 16:19:10: QYBiAyr6jr5Ac